神棚に「お寺のお札」をまつっても良いのか? お坊さんが解説「お寺だと『護摩札』、神社だと『祈祷札』ですが……」

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東京・築地本願寺の戸見嶋淳昭さんが、ラジオ番組『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』内コーナー「徳さんとお坊さん」(ニッポン放送・毎週土曜 朝5時51分頃~)に出演。番組リスナーからの「お札(ふだ)」に関する疑問に答えた。

神棚に「お寺のお札」をまつっても良いのか? お坊さんが解説「お寺だと『護摩札』、神社だと『祈祷札』ですが……」

・埼玉県在住 56歳男性からの質問

「初詣に浅草の浅草寺に行って参りました。そして、お札を家に持って帰ってきたのですが、我が家には神棚しかありません。その神棚には、すでに神社のお札をまつっています。果たして、浅草寺のお札を一緒にまつって良いものかどうかわからず、いまだにモヤモヤしています。神棚にお寺のお札をまつるのは良くないものなのでしょうか?」

質問者の「神棚にお寺のお札をまつっても良いか?」という質問に、戸見嶋さんは「浄土真宗はお札を用いることはないので、あくまで私の所感ですが、同じお札ですから、一緒にしてはいけない、ということはないと思います。お寺だと『護摩札』、神社だと『祈祷札』ですが、どちらも同じ意味合いを持つものなので、一緒に神棚に飾っていただいたり、もし仏壇があったら、そこに一緒に飾っても問題ないかと思います」と回答。

ただし、「護摩札」「祈祷札」を神棚で一緒にまつるときの注意点として、「重ねるのはあまり良くないので、並べるのがいいと思います」と助言。重ねてしまうと、どうしても「上」「下」の配置となるため、どちらも「同じ」「同列」ということで、並べて飾ってほしいという。

また、お札の処分方法は、授かった神社・お寺に返納して供養してもらうのが一般的だが、宗派の違うお寺や、違う神社への返納は断られるケースもあるという。戸見嶋さんは「私も神社へ行ったとき、『お寺のものはご遠慮ください』と書いてありましたね。逆に、お寺の方では『神社のものはご遠慮ください』と書いてありました」と語り、返納前に確認した方がいいそうだ。

この他にも番組では、パーソナリティでフリーアナウンサーの徳光和夫、アシスタントの石川みゆきアナウンサーと3人で、音楽トークで盛り上がる場面も。42歳の戸見嶋さんが、フォークグループ・アリスのファンだと明かすと、徳光は「年齢的にはお若いですよね?」と驚き。

戸見嶋さんが「父の影響ですかね。私が幼少の頃からよく聞いていましたので」と思い出を語ると、“徳光の年齢と、戸見嶋さんのお父さんの年齢が近い”ということに気付いた徳光が「ああ~、なるほど……納得、がっかり(笑)」とリアクションし、笑いを誘う一幕も。

好きな曲をあげて懐かしんだり、アリス・堀内孝雄のように歌う為の“コロッケ流アドバイス”を徳光が紹介したりと、和やかなトークが展開した。

番組情報

徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー!

毎週土曜日 5:00~7:40

番組HP

徳光和夫の得意分野である「音楽」「スポーツ&ニュース」「人情噺」の3つを柱に、「笑いあり!」「涙あり!」・・・土曜日の朝のオトナの遊び心をくすぐる実感ラジオ、それが「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」です。思わず口ずさんでしまう曲から人生を変えた一曲まで、あなたからのリクエストもたっぷりと紹介します。土曜日朝の新しい習慣に、是非!『とくモリ!』を追加して下さい。

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