春メロンの出荷が始まる 茨城

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日本一のメロン産地として知られる茨城県鉾田市のJA茨城旭村で4月5日、春メロンの出荷が始まった。

青果物管理センターに持ち込まれたメロン

青果物管理センターに持ち込まれたメロン

市内の農家で収穫されたばかりのオトメメロンが青果物管理センターに持ち込まれ、JA茨城旭村メロン部会員が大きさや形など出荷規格をチェックした。

JA茨城旭村メロン部会員が大きさなどをチェック

JA茨城旭村メロン部会員が大きさなどをチェック

この日持ち込まれたのは約5000~6000ケース。オトメメロンは薄い緑色の果肉で、甘くてすっきりとした後味が特徴。

傷がないかチェック

傷がないかチェック

青果物管理センターでは、担当者がひとつずつ手に取って傷がないかどうか確認したあとに光センサーを使って甘さ、熟度の優れたものだけを選別。

光センターでチェックする

光センターでチェックする

次に糖度や食べごろ、検査日に生産者まで見ることができるQRコードが付いたシールが貼られ、等級や大きさなど選別されたのちに機械で次々と箱詰めされた。

JA茨城旭村メロン部会長 江沼俊さん

JA茨城旭村メロン部会長 江沼俊さん

JA茨城旭村メロン部会長の江沼俊さんは、「ビニールハウスを開ける時間を遅くしたり、閉める時間を早くしたりして、今年は温度管理を徹底した。甘くておいしいメロンができたと思います。光センサーで一個一個を管理して出荷していますので、美味しいぜひメロンを食べてもらいたいです」と話した。美味しく食べるコツとしては、「あまり冷やし過ぎず、食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やしてもらえれば」と述べた。

JA茨城旭村 営農情報支援センター営農販売課 酒井巧さん

JA茨城旭村 営農情報支援センター営農販売課 酒井巧さん

JA茨城旭村営農情報支援センターの酒井巧さんは、「今年の3月は雨も多く、気温の低いが続いたので今はやや小ぶりなものになった。今後、天候が安定すれば5月中旬からの最盛期に向けて大きくなっていき、例年通りの出荷が見込まれる」という。

茨城旭村メロン箱詰め

茨城旭村メロン箱詰め

JA茨城旭村では、オトメメロンのほかクインシーメロンやアンデスメロンなど品種を買えながら6月まで続き、茨城県内のほか関東や関西などの市場に出荷される。

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