フリーアナウンサーの田﨑さくらがパーソナリティを務める『SBI FX トレード presents田﨑さくらのStep Up!My LIFE』(毎週月曜21時~21時30分)。5月26日(月)の放送には、番組パートナーを務める経済アナリストのジョセフ・クラフト、ゲストに気象予報士の森田正光が出演。「天気とビジネスの関係」や「天気予報の重要性」について話した。

田﨑さくら、森田正光、ジョセフ・クラフト
日本気象協会を経て、1992年に日本初のフリーのお天気キャスターとなった気象予報士の森田正光。親しみのあるキャラクターと、わかりやすい気象解説でお茶の間の人気者となったが、1994年に新設された気象予報士の第1回の試験では不合格だったという。当時のことを森田は「あの時は、新聞各紙に『森田が落ちた』と書かれて本当に恥ずかしい思いをしました」と振り返った。その後1995年2月の第2回の試験では合格を果たしている。
そんな森田は1992年に民間の気象会社「ウェザーマップ」を設立。田﨑から「この時からすでに気象情報がビジネスになると考えていたんですか」と聞かれると「当時は全く考えていなかったですが、天気予報の自由化が進み、気象を予測するコンピューター(AI)が進化したことで事業が拡がっていった感じです」と答えた。現在「ウェザーマップ」では、所属するお天気キャスターのメディア出演や、気象情報を活かして企業へのコンサルティングなどを手掛けている。森田は「昔は気象業界の市場規模は3,000億円と言われていたが、今はその3倍はあるのではないでしょうか」と、時代とともに変わる気象情報の価値についても話した。
そして、番組パートナーのジョセフ・クラフトは、天気と金融の関係に言及。「例えばビール会社の場合、気温が25度を上回るかどうかで売り上げが変わるので、企業は天候デリバティブ(気候変動による企業の減収を補償する金融派生商品)を購入してリスクを軽減しています。また天気と金融の関係でいえば、天気予報が当たらないと苦情を言われるのと同じで、投資の助言がうまくいかないと苦情を言われます」と苦笑いで解説した。
最後に森田は、天気予報や天気の解説について「天気予報はすでにコンピューターが予測している時代なので、解説で大切なのは、視聴者の『どうして?』『なんで?』に的確に答えられること。僕の場合は、天気予報を自分事に置き換えて解説することを心掛けています」と話し、「天気を変えることは出来ないですが、行動を変えることはできます。台風の予測が出ているときにわざわざ海に行く必要はないですよね?皆さんには気象情報や解説をうまく使って行動を変えてほしいです」とリスナーにメッセージを送った。
次回、6月2日(月)放送にも、引き続き、経済アナリストのジョセフ・クラフトと、ゲストに気象予報士の森田正光が出演予定。
【番組概要】
■番組タイトル『SBI FXトレードpresents 田﨑さくらのStep Up!My LIFE』
■放送日時:2025年5月19日(月) 21時~21時30分放送
■パーソナリティ:田﨑さくら (フリーアナウンサー)
■パートナー:ジョセフ・クラフト(経済アナリスト)
■ゲスト:森田正光(気象予報士)
■番組メールアドレス:step@1242.com
■番組X:@tazakisakura93
■番組ハッシュタグ:#step1242
■番組HP:https://www.1242.com/step/