日本酒を“低温蒸留”で進化させた新しい和酒 「浄酎(じょうちゅう)」の誕生秘話に迫る

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未来をつくるスタートアップ企業にフォーカスし、パーソナリティの宇垣美里がスタートアップ企業の挑戦や革新的なアイデアに迫り、それぞれの「夢」を深堀りしていくポッドキャスト番組『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』の第43回が 10月28日(火)に配信された。

日本酒を“低温蒸留”で進化させた新しい和酒 「浄酎(じょうちゅう)」の誕生秘話に迫る

第43回のゲストにはナオライ株式会社の代表取締役である三宅紘一郎が登場。日本酒文化を再生し、新しい和酒「浄酎(じょうちゅう) 」を生み出した起業家だ。

三宅が作り出している「浄酎」は、日本酒を低温で蒸留することで生まれた“第3の和酒”。通常の蒸留よりも穏やかな温度で行うため、酒本来の香りや旨味を壊さずに濃縮できるのが特徴だという。三宅はこの低温浄溜技術で特許を取得し、既存の酒蔵と協業しながら新ブランドを展開。40年前は約4,000社あった酒蔵も、現在は1,100社あまりに減少しているなか、三宅は伝統を現代にアップデートすることを目指しているという。日本酒の繊細な香りをうまく残した「浄酎」の話を聞き、宇垣も「日本酒好きな方はもちろんのこと、日本酒が飲めない方でも、楽しめそうですね!」とコメントした。

宇垣が起業のきっかけについて質問をすると、三宅は「元々親族に、酒蔵業界の人が多かったが、目に見えて業界が右肩下がりであることを実感し、何か自分にもできることはないかと思い始めたのがきっかけ」と回答。大学時代には日本酒の文献を読み漁り、中国で9年ほど日本酒の販売をした経験もあるといい、これらを通じて「海外で勝てるお酒ブランドを作りたい」という思いが芽生えたという。三宅が「47都道府県、海外各地域独自の浄酎を展開することが目標」と語ると、宇垣も「自分の出身地の浄酎など、その地域の浄酎を選べると、とても魅力的ですね」と共感を示した。

最後に宇垣が「生活を送ったり、仕事をするうえで大切にしていることはありますか」と質問すると三宅は“直会”と回答。「直会は社名であるとともに、『神様に供えたお供え物をいただく宴会』という意味がある。今後も直会で飲むお酒のように、ありがたくお酒を飲める場面を作っていきたい」と想いを明かした。

『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』は毎週火曜午前6時頃、ニッポン放送PODCAST STATIONほか各ポッドキャストアプリで配信中。

日本酒を“低温蒸留”で進化させた新しい和酒 「浄酎(じょうちゅう)」の誕生秘話に迫る

【番組概要】
番組名:『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』
パーソナリティ:宇垣美里
配信日時:毎週火曜日 6時頃
配信先:ニッポン放送PODCAST STATION (https://podcast.1242.com/)、Apple、Spotify、AmazonMusic等各種Podastアプリ
番組メールアドレス:sun@1242.com
番組ハッシュタグ:#スタートアップニッポン 

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