真夏の東京タワーにまつわる秘密、ご存知ですか?「東京タワーに伝わる怪奇感視カメラ」 しゃベルシネマ【第40回】

By -  公開:  更新:

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

夏と言えば、お化け屋敷。
怖ければ怖いほどチャレンジしたくなる“ツワモノ”もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回の「しゃベルシネマ」では、東京タワーで開催中の衝撃ホラーアトラクション「東京タワーに伝わる怪奇感視カメラ」に潜入した模様をお届けします。

東京タワーの地下に隠された秘密とは…。

01(w680)

今夏の東京タワー ホラーアトラクション、タイトルは「東京タワーに伝わる怪奇 感視カメラ」。
お化け屋敷のプロ「松竹お化け屋本舗」が贈る東京タワーお化け屋敷第2弾で、東京タワーの地下に設置された監視カメラにまつわる怪奇ストーリーをもとに展開。

東京タワーが開業して数十年後、地下1階に1台の監視カメラが設置された。
そのカメラには様々な怪奇現象が映り込み、さらにカメラに映った人たちは、その直後に不可解な事故に巻き込まれるという現象が続いた。
そんな不気味な出来事が続いたため、地下1階エリアは封印され、その後、誰も立ち入ることはなくなった。
そして、2016年 夏。
真相を探るべく、地下1階エリアの封印が解かれる・・・。

…というワケですけどね。
私、お化け屋敷は大の苦手なんですよ。
その昔、京都タワーでのお化け屋敷体験がトラウマになってまして…。
この京都タワーお化け屋敷の売りは「生きたお化けが出る」というコトで、お化けに扮した役者さんがお客さんを驚かせることで有名だったのです。
これがとにかく怖くてですね、一緒に行った親戚の叔父さんの腕につかまりながら、ワーギャー大騒ぎ。
挙げ句の果てに、最後は泣きながら走って出口まで逃げました。

それ以来、お化け屋敷はトラウマ。
お化け屋敷にまつわるイベントで司会を務める機会も多いのですが、どんなに誘われても現場下見だけは丁重にお断りしています。

なので、このお化け屋敷レポートの話も出来る事ならお断りしたくて、スタッフにどれだけ私がお化け屋敷が苦手かを訴えたところ。
「八雲さん、ホラー映画は平気な顔して観てるじゃないですか」と、するどい指摘が。
ホラー映画は大丈夫なんですよ。
だって、スクリーンを突き破って幽霊が出て来る心配はないでしょ。

…そんなこんなで断るすべもなく、何十年ぶり?かのお化け屋敷体験。

02(w680)

入口で、早くもシブい顔。

腰が引けた状態で潜入した「東京タワーに伝わる怪奇感視カメラ」。
トラウマ克服、どころか、トラウマ倍増の怖さですよ!!!
それを体現する一枚が、コチラ。

03(w680)

憔悴しきってます…。

当然のことながら、室内は真っ暗。
迷路のようになっているので、道に迷いそうでさらなる不安を煽ります。
そして、確実に何かが飛び出してきそうな不穏な気配が…。
すると、待ってましたとばかりにお化けたちが登場。
その度に、ワ~~~~~!!! ぎゃぁ~~~~~っ!!!声の限りに叫ぶ私。
この時の私の表情、驚かせるために出てきたお化けさんたち以上に恐ろしい形相だったことでしょう。

そのうちだんだん感覚がマヒしてきて、お化けさんの目を見て叫び続けてみたり、スマホの明かりを振りかざして闘ってみたり。
少し冷静になってお化けさんたちの様子を観察すると、私の反応にちょっぴり困っていたり、思わず吹き出してたり。
あれ、だんだんコミュニケーションが取れてきたような気がする!?
こうなると、楽しくなってくるものですね。
絶叫こそ、お化け屋敷の醍醐味!
※注意 お化けさんが困るコトはしないで下さいね…。

04(w680)

私が「東京タワーに伝わる怪奇 感視カメラ」を体験したのは、マスコミ向けの招待会。
一回りして場内を出ると、出口で待ち構えていたスタッフの皆さんがニヤニヤ。
私の叫び声、聞こえてました…よねぇ~(汗)。
いやはや、お恥ずかしいっ。

「旅の恥はかき捨て」ではありませんが、恥も外聞もかき捨てて盛り上がることが出来るのがお化け屋敷?!
お友達同士でカップルで、賑やかにワイワイと楽しめる夏ならではの風物詩。

夏の東京タワーは上がるだけじゃない。
下ると、もっと恐ろしい体験=楽しいアトラクション が待ってますよ。

05(w680)
東京タワーに伝わる怪奇感視カメラ
2016年7月15日から9月4日まで、東京タワー地下1階タワーホールにて開催
営業時間:12:00~21:00 ※最終受付20:30
入場料金:大人800円(中学生以上) 子供500円(4歳以上) ※3歳以下無料
公式サイト:http://www.shochiku.co.jp/kanshicamera

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

Page top