ご存知ですか?羽根突きの羽根はトンボの羽。【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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トンボにまつわるアレコレ

『羽根突き』とトンボの関係

お正月の風習の1つ『羽根突き』ですが、羽根突きに使われる羽根には、黒い玉が付いています。これは『ムクロジ』という植物の実です。
『ムクロジ』は漢字で“無患子”と書きます。この漢字には“子どもが患わないように・・病気になりませんように・・”そんな思いが込められています。
さらに『羽子板』には古くから、魔除けや厄払いのためのお守りの意味があるそうです。

そんな羽根突きとトンボには、深い繋がりがあるんです。
トンボは古くから、様々な病気を持ち込む蚊を食べてくれる“益虫(えきちゅう)”として知られています。
そこで“夏に子どもが蚊に刺されませんように・・”と“『羽根突き』の『羽根』が飛ぶ様子”をトンボに見立ててお正月に『羽根突き』をするようになったそうです。
(羽根が行ったり来たりする様子を、トンボが行き来している姿と重ね合わせたそうです)

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『トンボを捕まえる時、目の前で指をグルグル回す』は本当?

続いて『トンボを捕まえる時、目の前で指をグルグル回す』という説がありますが、これは本当なのでしょうか?
昆虫の専門家の方によりますと、『アキアカネ』のような赤トンボの仲間は、人間に対して警戒心が薄いので、目の前で指を回すと、それに気が取られて、さらに警戒心が薄くなるので捕まえやすくなるそうです。
指と一緒に頭を回すことがありますが、目が回っているわけではないそうです。
それでも『ヤンマ』のような警戒心が強いトンボは、人が近づくと、すぐに逃げてしまうそうです。

 

■杏樹の感想 

今回、『トンボ』をテーマに…と思ったのは、私が『赤トンボ』を見かけたことがキッカケです。
人に対して全く警戒心がなくて、無防備で素直なところに(?)癒されました(笑)
蝶を見ると春を…セミの鳴き声を聞くと夏を…そして個人的にはトンボを見かけると、秋の訪れを感じています。

トンボが水辺を飛んでいるのを見ると、ここの水はキレイなんだなぁ・・と安心します。
いつまでもトンボが飛んでいる風景が日本で守られて欲しいです。

(2016/10/28放送分より)

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