童謡「赤とんぼ」のトンボの種類、ご存知ですか?【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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『赤とんぼ』の歌詞のトンボは何?

♪夕焼け~小焼けの赤とんぼ・・の歌詞でおなじみの童謡『赤とんぼ』ですが、『この歌詞に出て来るトンボの種類』は何なのでしょうか?

『アキアカネ』説

“赤トンボの代表でもある『アキアカネ』では?”という説が多い中“『アキアカネ』は、夕方にはあまり飛ばない習性があるので、違うのではないか?”という声が挙がったそうです。

『ウスバキトンボ』説

そんな中、新たに『ウスバキトンボではないか?』という説が登場しました。
その理由として、童謡の『赤とんぼ』の作詞をされた三木露風(みき・ろふう)さんのふるさとが、現在の兵庫県たつの市で、西日本では『アキアカネ』よりも『ウスバキトンボ』が一般的だから・・としています。
さらに『ウスバキトンボ』は秋になると、群れをなして飛ぶのでそんなところから“童謡の『赤とんぼ』に出て来るトンボは『ウスバキトンボ』である!”と主張したそうです。

『アキアカネを見て子どもの頃に見たウスバキトンボを思いだした』説

ところがこれに対して、反論の声が挙がりました。
その理由ですが『赤とんぼ』の歌詞の最後に『とまっているよ さおの先』と出て来ますよネ。
“トンボが翅を水平に広げて止まっている”そんなイメージを思い浮かべるかと思いますが、『ウスバキトンボ』はモノの先端よりも、枝の途中や葉っぱの裏などに、お尻を下にしてぶら下がっていることが多いそうです。
歌詞とはちょっと矛盾します。

作詞した三木露風の発言から推測すると…

三木露風さんは生前、さおの先端に止まっている赤とんぼを見て、子供の頃に夕焼けの中で見たトンボが飛んでいる様子を思い出して、歌詞を書いた・・と、おっしゃったそうです。
さらに“さおの先に止まっているトンボと、夕焼けに飛ぶトンボとは別のイメージの組み合わせである”とも、おっしゃったそうです。

この発言から“目の前のさおの先に止まった『アキアカネ』を見て、子どもの頃に見た『ウスバキトンボ』の群れを思い出したのでは・・それが真相ではないか?”と言われているそうです。

(2016/10/27放送分より)

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