外国人旅行者に大人気!成田空港はガチャガチャで溢れている!?【ひでたけのやじうま好奇心】

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いや~、ここまでくると、子どものおもちゃと言って笑ってはいられません!
海外旅行客にバカ受けしているのが「ガチャガチャ」。
成田国際空港第1ターミナルの5階に154台、第2ターミナル地下1階に171台、なんと合計325台の「ガチャガチャ」が設置されています。

「ガチャガチャ」とは、お金を入れて、レバーを回すと、おもちゃが出てくる例のアレです。
一時期、秋葉原の「ガチャポン会館」という500台のガチャガチャが置かれている場所が話題になりましたが、それを成田国際空港に設置したというわけです。

カプセル玩具

成田空港に設置されたカプセル玩具自動販売機の商品を見る外国人ら=2016年12月24日、千葉県成田市 写真提供:時事通信

第1ターミナルは「バンダイ」第2ターミナルは「タカラトミー」
どちらも日本屈指の玩具メーカーです。

商標登録ではバンダイは「ガシャポン」、タカラトミーは「ガチャ」。
ちなみに玩具業界としての総称は「カプセルトイ」なんだそうです。

第2ターミナルのタカラトミーは到着客が電車に乗るために必ず通るところに設置されているため、多くの人の目につくところにあります。
1回100円~500円。

もともと去年の夏に期間限定のキャンペーンで行ったところこれが大当たり!
売り上げは、非公開ながら第2ターミナルに設置しているタカラトミーの担当者曰く、通常の3倍とのこと。
ターゲットは2パターンあって、

①あまった小銭を日本土産に変える、外国人観光客
②これから行く外国への土産としての、日本人観光客

カプセルに入っているため、そのままスーツケースに入れても中身の「玩具」は壊れない。
タカラトミーでは英語、中国語、韓国語、アラビア語など9ヵ国語で「なぜか日本で売れています」というキャッチコピーでアピール。

発売当初、中に入れる玩具は「こけし」など日本的なものが人気となると予想していたのですが、実際には、全然違ったそうです。

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シャクレルプラネット2 (パンダの穴 スペシャルサイト タカラトミーアーツHPより)

現在1番人気「シャクレルプラネット」という、アゴがしゃくれてしまった動物たちのフィギュア。
絶滅の危機を骨や木、岩などかたいものをバクバクと食べて乗り越えたために、アゴがしゃれくれているという設定。
「ライオン」「シャチ」「パンダ」「ワニ」「コアラ」「ミーアキャット」「タイガー」「クジラ」「バッファロー」「カンガルー」「ウサギ」 「ハリネズミ」の合計12種類1回200円。

これを開発したのは「パンダの穴」という、タカラトミーと電通テックが共同開発したトイカプセルのブランド。

ちなみにこちらのコンセプトは、リサーチやマーケティングに頼らないことだそうです。

つまり「売れそうだから」とか「いまこれが流行っている」ではなく、ただただ自分たちが面白いというものを作っているそうです。
これまでもエビフライに似た『サメフライ』とか『自由すぎる女神』『考えない人』『フルーツゾンビ』など、昔風にいうとナンセンス。
最近の言葉だとシュールな商品を作り続けていて、これがSNSで写真が投稿されて、若い人を中心に大ウケ。

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サメフライ(パンダの穴 スペシャルサイト タカラトミーアーツHPより)

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FRUITS ZOMBIE(パンダの穴 スペシャルサイト タカラトミーアーツHPより)

「パンダの穴」は2013年の創立以来これまでに累計で1千万個を売り上げました。
なかでも、その1割に当たるのが、このしゃくれた動物「シャクレルプラネット」。
去年の12月からWEB漫画として「シャクレルプラネット 僕らはみんなシャクレてる 」の配信もスタートして、人気はどんどん加速しているそうです。

ちなみに「パンダの穴」の商品の中で、日本国内では全く売れなかったのに、成田空港でだけ爆発的売れたというのが「パラ斎藤さん」という商品。

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パラ斎藤さん(パンダの穴 スペシャルサイト タカラトミーアーツHPより)

人間の頭頂部を開くと、操縦する小型の宇宙人が現れるというちょっと奇妙なフィギュア。
予想外の売れ行きに在庫がなくなってしまう状況で、もしも在庫があれば、売り上げ1位になっていたかもしれないそうです。

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2月13日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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