始まれば必ず盛り上がる。私は、そう言い続けてきました。
WBC・ワールド・ベースボール・クラシック!日本中が興奮のるつぼと化してます!
昨日12日日曜日の2次ラウンド初戦のオランダ戦。延長11回8対6で日本勝利!
終わったのは深夜0時前。試合中、終電のアナウンスが流れました。
それでも多くのお客さんが残っていました!
そんなWBCですが、前回の第3回大会から、細かい収支は公表されなくなりました。
産経新聞によりますと、前回の第3大会の収支の予想額はスポンサー収入や放映権料などで7千万ドル(およそ80億円)。
しかし優勝賞金など諸経費を差っ引くと、わずか1千万ドル(およそ11億8千万円)の利益です。
いったい何にお金がかかっているのか?
今回の第4回大会、1次ラウンド、2次ラウンドは開催国が、対戦チームの滞在費全額負担。
韓国の朝鮮日報によると、今回1次ラウンド敗退した韓国は、お客さんの入りもさっぱり。1万6千人収容のスタジアムもガラガラ。
韓国野球委員会の運営費は、およそ60億ウォン(日本円で6億円)前後。
しかし入場収入やスポンサーの後援金などは50億ウォン(日本円で5億円)。
ということで、韓国は差し引きおよそ1億円の赤字になってしまうそうなんです。
そして忘れちゃいけないのが、賞金と選手への給与(ギャラ)。
実は、今大会の優勝賞金の金額は、まだ決まっていないそうなんです。
と、いうのもこれまでの3大会では、収益の47%が賞金。
残りの53% が各国の組織委員会に分配される仕組みです。
おそらく今回もこのパーセンテージでの分配になると、言われています。
これまでも大会ごと、優勝賞金が違い、第1回が78万ドル、第2回が270万ドル、第3回が340万ドル。
また、選手へ支払われる給与は当然、その国によって変わってくるわけで、共同通信によると日本では過去3大会で、出場給として選手に200万円、監督コーチ150~200万円支給。
また優勝した第1回、第2回は優勝ボーナスを上乗せして選手には倍額の400万円。
監督やコーチもおよそ倍の300万円となったそうです。
ただし今回の小久保監督は、これまでの侍ジャパンの歴代監督とは違い、2013年から、今年までの4年契約なので、おそらく年俸制ではないか?と言われています(こちらは金額非公開)。
お金よりも名誉のために戦っていると思いますが、優勝して400万円、負けたら200万円、少し安いように感じます。
この金額が安いのか?高いのか?他のスポーツと比較してみましょう。
サッカー!日本人選手の出場給与。
試合前に行われる合宿を含めた代表での拘束は、1日1万円の日当が出る。
そして大会は、国際試合の「格」によって大きく異なります。
日本のサッカー協会は「出場給」ではなく「勝利給」として細かく設定しており、Sランクはワールドカップで1試合勝利するごとに、ひとり200万円。
Aランクはワールドカップ予選/アジアカップ/各大陸王者が対決するコンフェデカップ30万円。
Bランクは東アジアカップ/アジアカップ予選/キリンカップ、世界ランキング1~10位までの相手との国際親善試合20万円。
Cランクは世界ランキング11~20位まで国際親善試合15万円。
Dランクは世界ランキング21位以下との国際親善試合10万円。
引き分けの場合は半額。敗れると勝利給はなし。
大会によってフル出場の選手のみに支払われる場合もあれば、ベンチ入り選手すべてに支払われる場合もある。ケースバイケースとのこと。
続いて「五郎丸」ブームで一世を風靡したラグビー。
こちらは代表に呼ばれて、合宿や遠征、試合など1日拘束されると日当4千円。
数年前まで3千円だったそうなんですが、2019年のワールドカップ日本開催決定などもあり、選手の士気を高めるために1千円UPしたそうで、試合の出場給、勝利給などは非公開なんだそうですが、国際大会で、日本の選手がもらっている最高額は1大会を通じて100万円。
試合に1度も出場しない選手は、ゼロなんだそうです。
現在、金額をもう少しあげてもらえるように、選手と協会が話し合いを行っているそうです。
日当で見ると、サッカー1万円。ラグビー4千円。
いったい日本のスポーツ選手の給料は高いのか?安いのか?
3月13日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より