ヒーローも悪役も可愛い!『レゴ®バットマン ザ・ムービー』【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第181回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、4月1日から公開となった『レゴ®バットマン ザ・ムービー』を掘り起こします。

大人も子供も、世代を超えて夢中になる!

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4月1日、名古屋に「レゴランド・ジャパン」がオープン。
40を超えるアトラクションやショーで、さまざまなレゴの世界が体感出来、賑わいを見せています。
同日、春休みムービーで盛り上がる映画館では、レゴを題材にした3Dアニメーション『レゴ®バットマン ザ・ムービー』が公開。
今度の主役は、バットマンです。

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レゴバットマンは、悪いヤツらから街を守るみんなの人気者。
しかしその正体は、超“かまってちゃん”なこまったちゃんヒーローで、家に帰ると、彼はいつもひとりぼっちだった。

そんなある日、レゴバットマンの元に仲間になりたいと新入りが現れる。
パンツ一丁の“パンいち”ボーイのロビンは元気一杯の男の子で、あまりにも奔放なロビンに振り回され、ヘトヘト状態のバットマン。
おまけに世界を乗っ取ろうと、ジョーカーが悪の軍団を目覚めさせてしまったから、さぁ大変!

このままでは、あらゆるワルが押し寄せて、世界が終わってしまう事態に。
果たしてレゴバットマンは、ロビンたち仲間と力を併せて、世界を救うことが出来るのだろうか…。

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2014年に公開された『LEGO®ムービー』に登場したLEGOバットマンを主人公に迎えた、アドベンチャー3Dアニメーション。
前作に続きクリス・ミラー監督が手がけた本作は、スーパーマンやバットガール、ハーレイ・クイン、グリーンランタン、フラッシュといったDCヒーローたちが次々登場するのも、注目ポイント。
さらに、ワーナー・ブラザース映画の悪役たちの姿も…。
大ヒットシリーズの魔法使いが街の人を困らせたり、現在公開中のあの怪獣がビルによじ登ったり…。

おっと、ここから先は映画館でのお楽しみ。

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キャラクターはもちろん、ド派手に細部まで作り込まれた世界観は、すべてレゴで作られたもの。
自分がレゴで組み立てたモノが本当に動き出したらいいのに…。
そんな子供の頃に抱いた、夢のような光景が目の前に広がり、実に痛快です。

ビジュアル面の華やかさだけでなく、ストーリーがしっかり構築されているのも本作の見どころ。
随所にブラックユーモアが溢れる一方で、天涯孤独なバットマンが自身が抱える葛藤と対峙する…と、ちょっぴりシリアスなテーマも。
決してマニア向けではなく、ファミリーで楽しめる要素が随所に散りばめられている、春休みにうってつけの一作です。

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レゴ®バットマン ザ・ムービー
2017年4月1日から新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:クリス・マッケイ
声の出演:ウィル・アーネット、レイフ・ファインズ、ザック・ガリフィアナキス、マイケル・セラ、ロザリオ・ドーソン(字幕版)
山寺宏一、小島よしお、オカリナ(おかずクラブ)、ゆいP(おかずクラブ)(吹替版)
©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.
公式サイト legobatmanmovie.jp

連載情報

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シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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