新生活、新学期。この時期に需要が高まるのが「防犯グッズ」です。
中でもお子さん向けの「防犯ブザー」はいまや必需品。
最近は可愛いデザインのものも多いですが、それよりも防犯ブザーを選ぶ時のポイントは「性能」です。
警察庁などが定めている基準では、音の大きさは85デシベル以上。
ガード下で電車が通る時の音くらいの大きさ。
また、犯人に止められにくいのも選ぶ時のポイントです。
最近はGPS機能の付いたものも多く、子供の位置情報を知れるのはもちろん、防犯ブザーを鳴らすと、自動的に登録したアドレスにメールを一斉送信。
警備会社にも連絡がいき、要請があれば警備員が急行するというシステムもあります。
最近はスマホのアプリでも「防犯ブザー」の役割をするものが増えています。
画面をタップするだけで大きな音が鳴ったり、登録しておいた相手に自動でSOSのメールを送れたり、さまざまな種類のアプリがあります。
また各都道府県の警察では、不審者情報などをいち早く伝える「防犯アプリ」を展開しているところも多く、例えば東京都・警視庁の防犯アプリ「Digi Police」では、犯罪の発生情報や不審者の情報をほぼリアルタイムで地図に表示してくれるなど、意外と使えるアプリとして活躍しています。
そして家を守るためのシステムも最近はデジタル技術が活かされています。
防犯グッズコーナーで特に目に入るのが「カメラ」と「センサー」という文字。
屋内・屋外に設置したカメラやセンサーとスマホを 無線LAN(Wi-Fi)でつないで、外出中や就寝中でも家の様子を知ることができるというもの。
人の侵入などをセンサーが感知して、登録されたアドレスに警戒情報を一斉送信。
外出先からスマホでカメラの映像を観たり、録画することも可能。
また子供が学校から帰ってきた時にカメラとセンサーが反応して、外出中の親御さんに帰宅したことを知らせるなどの使い方もできます。
ここ数年は、こうした技術が高齢者の見守りにも活用されていますよね。
また「家の鍵もスマホで開け閉め」という時代になりつつあります。
いわゆる「電子ロック」と言われるもので、ICカードや暗証番号の代わりにスマホの無線通信(ブルー・トゥース)を使って、鍵の開け閉めをするというもの。
既存の玄関の鍵の部分に取り付けて、ちょこちょこと設定すれば、スマホをポケットに入れたまま、無線通信でドアの鍵が開きます。
また外出してから「鍵を閉め忘れたんじゃないか」と慌てる時がありますが、このシステムの場合、鍵が開いたまま一定の時間が過ぎると自動で施錠。
鍵の閉め忘れも心配がないそうです。
さらに最近は鍵の開け閉めを記録する機能もあって、家族が出払っている時間に、不審者がカギを開けたとしても、その出入りが記録されるようになっています。
いまや防犯対策も「スマホ」の役割が大きくなってきていますが、もちろん、アナログな方法もいろいろあります。
庭先に音の出やすい防犯用の砂利を敷く、窓ガラスに割りにくい防犯フィルムを張る、それだけでも犯罪の防止につながる可能性があります。
お店の防犯グッズ売り場へ行くと、いろんな商品が出ています。
何もしないより、備えをしておくのは良いことです。
新生活、自分なりの防犯対策を検討してみてはいかがでしょうか。
4月13日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より