尊敬していた父を亡くした、そして、子供たちを救えなかった教員の遺族として。

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宮城教育大学3年の佐々木奏太さん21歳。

当時大川小学校2年生の担任だった55歳の父親は、津波にのまれ死亡した教員の一人だ。

今回の番組の主人公佐々木奏太さん(大川小学校の教員だった父を亡くした)

今回の番組の主人公佐々木奏太さん(大川小学校の教員だった父を亡くした)

奏太さんは現在、大川小学校の跡地で亡くなった児童たちの遺族とともに、当時を伝える伝承活動を行っている。
しかしそれまでには、さまざまな葛藤があった。

尊敬していた父を亡くした遺族としての思い。
こどもたちを救えなかった教員の遺族としての思い。

悩んだ末に大川小学校で、児童遺族とともに未来をひらく活動を始めた。

遺族が震災の体験を語り継ぐ「伝承の会」の様子

遺族が震災の体験を語り継ぐ「伝承の会」の様子

「未来をひらく」は大川小学校の校歌のタイトルだ。

大川小学校跡地に残る校歌の歌碑

大川小学校跡地に残る校歌の歌碑

番組では東日本大震災から6年が過ぎ、教員遺族の奏太さんが児童遺族と共に「大川小学校の悲劇」を伝え、一緒になって同じ過ちを繰り返さないための様々な教訓を訴える姿を追った。
合わせて学校防災の重要性を伝える。

ニッポン放送報道スペシャル「いま、共に~未来をひらく大川小学校」
放送日:2017/4/30(日)25:30~26:25
【出演者】
佐々木奏太、佐藤敏郎、鈴木典行、紫桃隆洋、川嶋陵太、富田文
【スタッフ】
ナレーション 上柳昌彦アナウンサー
構成 桜林美佐(オフィスサッキー)
技術 石垣哲(イメージファクトリー)
制作 上村貢聖 森田耕次(ニッポン放送報道部)

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