世界で最も古い自販機は紀元前215年頃に何を売っていた?【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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今週は『自動販売機』についてお話しています。
今朝は『自動販売機の歴史』です。

紀元前215年頃、エジプトの寺院に置かれた“お水の自動販売機”が“世界で最も古い自販機”だと言われています。
この自販機は“テコの原理”を応用したもので、コインを入れると、その重みで中の受け皿が傾きます。
その傾きが元に戻るまで弁が開いて、お水が出て来る仕組みでした。
今のように様々な種類の自動販売機が登場するようになったのは、1800 年代後半『産業革命』の後のイギリスでした。

日本で初めて作られた自動販売機は、1888 年(明治 21年)に俵谷高七(たわらや・たかしち)さんという、発明家の方が考えたものでタバコなどを販売するモノでした。
さらに俵谷さんは、1904年(明治37年)には切手やハガキの自販機を製作しましたが、こちらはポストも一緒になっていて、とても便利なモノでした。
これが現在残っている、日本で最も古い自販機で、東京の逓信博物館に保管されています。

現在のように、日本で自動販売機が普及するキッカケとなったのは1962年(昭和37年)、アメリカの『コカ・コーラ』の自動販売機が日本にも置かれるようになってからです。
日本の場合、外国と比べて治安が良かったこともあって、屋内だけでなく外にも自販機を設置することが出来ました。
さらに100円硬貨が出回ったことで、日本中に自販機が広まっていきました。

現在ではお金の代わりに、電子マネーでも買うことが出来る自動販売機が次々と登場しています。

(2017/5/2放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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