あの言葉は略語だった!?
私達が日頃から使っているモノの名前の中には正式名称ではなく、略語で呼ばれているモノがいくつもあります。
そんな『略語で呼ばれているモノ』についてです。
『電卓』
以前『電卓』のお話をした時『電子式卓上計算機』のことを略して『電卓』と呼ばれるようになりました…とご紹介しました。
このように『略語』とは、元々の単語のイチ部分を省略して、簡単にした言葉です。
『短大』『高校』
例えば『学校』に関するもので言いますと『短大』は『短期大学』、『高校』は『高等学校』の略語です。
同じ学校でも『小学校』『中学校』は略語ではありません。
『教科書』
『教科書』という単語も略語で、正式には『教科用図書』といいます。
小学校、中学校、高等学校、特別支援学校などの学校で使われる児童・生徒用の図書のことです。
各省庁の正式名称
こうした学校では原則として、文部科学大臣の検定に合格した教科書を使うように定められています。
『文部科学大臣』といえば、『文部科学省』のことを略して『文科省』と呼ばれることも多いですよネ。
この『文科省』のように略語で呼ばれる省庁は、他にもいくつもあります。
例えば、
『国土交通省』は『国交省』
『厚生労働省』は『厚労省』
『農林水産省』は『農水省』
『経済産業省』は『経産省』といったように使われています。
『経済』
実は『経済』という単語も、中国の古い言葉『経世済民(けいせいさいみん)』の略語です。
“世を治めて、人々を救うこと”という意味で、本来は政治に関することを示した言葉だそうです。
(2017/4/24放送分より)
ニッポン放送ほか全国ネット
ニッポン放送 (月)~(金) 朝7:37から(「高嶋ひでたけのあさラジ!」内)
※ネット局の放送時間は各放送局のホームページでお確かめください。