※この記事は2017年に書かれたものです
今週は『自動販売機』についてお話しています。
今朝は『自動販売機の雑学』をご紹介します。
自動販売機のコイン投入口の縦向きと横向きの違いは?
コインの入れやすさが重要
自動販売機には、コインを入れるクチの部分・投入口が“縦向き”と“横向き”の2つがあります。
コインの投入口は“コインの入れやすさ”を念頭に置いて取り付けられています。
そうは言いましても、縦と横ではどちらが入れやすいか?はハッキリと分かっていないそうです。
このため“縦向き”と“横向き”の両方があります。
飲み物やたばこは『横向き』、券売機は『縦向き』?
現在では飲み物やタバコの自販機は“横向き”が多くて、乗車券の自販機・券売機は“縦向き”が主流となっています。
その理由ですが、自動販売機には入れられた硬貨・コインが本物かニセモノかを調べる『識別機』という装置が付いています。
判断の結果、硬貨が本物であると分かったと同時にチケットが出て来る仕組みになっています。
ポイントは『行列ができるかどうか』
券売機の場合、行列が出来るケースが多いです。
そのため硬貨を入れてから、この識別機に到達するまでの時間を少しでも短くするため、スピードが求められます。
投入口が“縦向き”だと、コインが転がりやすいので、早く識別機に到達して、その分、チケットが早く出て来ます。
但し、投入口が縦向きの場合、“硬貨を識別して収納する機械”が大きくて、さらに奥行きが必要となります。
それに対して飲み物やタバコの自販機の場合、行列が出来ることはほとんどありません。
券売機のようなスピードは求められないため、“硬貨を識別して収納する機械”が小さくて済むため、その分、商品の収納スペースを大きくすることが出来ます。
または自動販売機自体の大きさを、スリムにすることが出来ます。
■杏樹の感想
自動販売機は、とても便利で有難い存在です。
日本の文化としても、とても存在が大きいですネ。
私は以前から、温かい飲み物冷たい飲み物が同時に買える自販機の機能って、一体どうなっているんだろう?と気になっていましたが、今回初めて分かりました。
日本の技術って、本当に凄いですネ。
硬貨の投入口が、縦と横の両方あることも言われるまで気づきませんでした。
今度、自販機を使う時はちゃんと確認してみたいと思います。
(2017/5/5放送分より)
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