『なるほど』というクチぐせについてです。
会話の途中で『なるほど』と言う方、いらっしゃいますよネ。
この『なるほど』という言葉ですが、元々は相手の意見に同意したり、感心したりする時に使う言葉です。
一種の相槌で、『ハイ』とか『ええ』よりも存在感がありますネ。
一見、相手の方の話をしっかり聞いて理解して、共感しているように思えますが、実際は逆で、共感どころかちゃんと話を聞いていないことが多いそうです。
“なるほど!”と大げさに相槌は打ちますが、実は聞いているフリをしているだけ・・だそうです。
どうしてちゃんと話を聞かないのか?と言いますと、『なるほど』がクチぐせの方の場合、自分の意見に絶対的に自信を持っているため、他の人の意見を受け入れようとしない傾向があるそうです。
極端に言いますと、自分にしか興味がなくて他人にはほとんど興味がない・・ということだそうです。
そのため『なるほど』という相槌を適当に打って、相手の話を聞き流しているか、もしくは心の中で“そう思わないけどネ”と思っている可能性があるそうです。
本当に意見に同意した時、人は『なるほど』とは言わず、深くうなずいたり“私も同じ意見です!”と言うからだそうです。
そして『確かに』というクチぐせがありますが、こちらも『なるほど』と同じような心理だそうです。
(2017/6/13放送分より)
ニッポン放送ほか全国ネット
ニッポン放送 (月)~(金) 朝7:37から(「高嶋ひでたけのあさラジ!」内)
※ネット局の放送時間は各放送局のホームページでお確かめください。