和ろうそくとは
特徴
原料は植物性のロウ
『和ろうそく』とは、『ハゼノキ』というウルシ科の植物から採れる『木蝋(もくろう)』だけで作られたロウソクのことです。
それ以外に、植物性のロウで出来たロウソクのことも『和ろうそく』と呼ばれています。
現在主流となっているのは、『パラフィン』を使って作られるロウを原料とした『西洋ロウソク』または『洋ロウソク』です。
芯は和紙を巻いたもの
原料以外に『和ろうそく』の特徴として、火を点ける部分の“芯”があります。
『西洋ロウソク』の芯は、木綿の糸で出来ていますが、『和ろうそく』の芯は、和紙を巻いたものが使われています。
形は2種類
『棒型』と『碇型』
そんな『和ろうそく』には、2つの形があります。
1つは、上から下までほとんど同じ太さの『棒型』で、もう1つは、上の部分が太くて広がっていて、逆に下の部分が細い『碇(いかり)型』です。
(『碇』とは“船を停める時に使う道具”のことです)
『碇型のロウソク』は、日本のオリジナルのデザインです。
基本的には2色
白と赤、用途に違いも
『和ろうそく』には様々な色がありますが、基本は『白』と『赤』です。
赤と言っても、正確には赤というよりも、朱色です。そんなところから『朱ろうそく』と呼ばれています。
この2色のロウソクですが、それぞれ使い方が決まっているそうです。
『白いろうそく』は一般的には、葬儀や命日といった法要ですとか、毎日のお勤めなどに使われます。
『赤いろうそく』は宗派によっては法要の他に、儀式の際にも使われるそうです。
ニッポン放送ほか全国ネット
ニッポン放送 (月)~(金) 朝7:37から(「高嶋ひでたけのあさラジ!」内)
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