中国3000年の歴史に蔓延する危険な民間療法【高嶋ひでたけのあさラジ!】

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8/8(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①

便秘解消に生きたウナギを肛門から入れて大騒ぎ
6:31~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター富坂聰(ジャーナリスト・拓殖大学教授)

ヒル

中国では、足の静脈血栓にヒルがいいと言われ、おしりにヒルをつけた人がいたらしい

中国では今も民間療法が信じられている

「3000年の歴史」と言われるほど、長い歴史を誇る中国。その歴史の中で培われてきた素人の「民間療法」がいま問題視されています。民間療法で危うく死にかけた事例も多く見られます。今回はその一部を、ジャーナリストであり大学教授でもある富坂聰さんに伺います。

高嶋)中国ではいまでも民間療法がこの時代でも幅を利かせている面もあるとか。

富坂)そうですね。社会主義体制の中国で「民間療法」というと、本来の意味に加え「民間」は「ちょっと怪しい」という意味も入ります。「非正規」ということです。
経済でも「民間経済」というのは「非正規」ですよね。「民間」という言葉にそういうニュアンスがちょっと入る。

高嶋)正式なものではない、ということですか。「民間」という言葉が。

富坂)そういう中での「民間療法」というのは実は中国が国として「止めなさい!」と言うものなのですよ。日本で言うと「おばあちゃんの知恵袋」みたいなもので良いものもあるのですが、事故が多いのですよ。

高嶋)民間=怪しい、ということですね。

富坂)そうです。「ちゃんとした医者の話を聞きなさい」という言い方もよくあるのですが……。

高嶋)中国も近代国家ですからね。だからそういう指導というか、誘導しようとしているのでしょうけれども、だがしかし、みたいな。


一歩間違えれば死に繋がりかねない間違えた治療法

富坂)最近ネットニュースでも大騒ぎになったのがあるのです。とある男がずっと便秘で悩んでいました。「便秘解消にいちばん良いのはウナギだ」ということで、生きたウナギをそのまま自分の肛門に入れてしまったのです。そして、ウナギが男の腸を食い破り、大変なことになりました。

高嶋)だけど、ウナギを肛門から入れる目的は?

富坂)「ウナギの身体に付着しているヌメヌメが便通に効く」と説明されたらしいです。
それで入れたらそのまま腹がパンパンに膨れてしまい、意識が無い状態で病院に搬送されました。

高嶋)まあ、ウナギも宿便の中に無理矢理突っ込まれたわけだ……

富坂)でも、たとえばアマゾンに生息しているウナギには、勝手に入ってくるのもありますから。元々、そういうところ(肛門)に入りたがる習性がありますので。獰猛な動物ですからね、ウナギは。

高嶋)そしたら腸を食い破ってしまった、と。

富坂)他にも民間療法で問題になったのは、コブラの毒を……コブラといっても我々の想像する、噛まれたらすぐに死ぬような強いものではないと思いますが、そういうものを「病気に効く」として、8歳の娘に与えて危うく死にかけた、とか。

高嶋)与えた、とは……噛ませた?

富坂)ええ。そういうことが起きたみたいですね。「毒ヘビ」なのでしょう。強めの毒を持っている蛇を「コブラ」と呼びますし。

高嶋)それは「何に効く」と言われていたのですか?

富坂)たしか、「頭痛」ですね。


宗教的に伝承されているものも少なくない

高嶋)民間療法というのはやる方は大まじめなのでしょう?

富坂)その通りですよ。だから信じてはいけない。
まあ、悪いものばかりではないと私は思うのですよ?たとえば、私が中国に行ったときに教えてもらったのは「体調が悪いときには食材が溢れている市場などへ行き、ぐるりと回ると、身体が欲しているものがどうしても食べたくなる。それを購入し家で食べれば、体調が良くなる」とか。言われてみれば「なるほど」と思うものがたくさんある。
ただ、ちょっと宗教的になっていくところがあって。「あの人が言っているのだから間違いない!」として、ものすごく間違えていることが伝承されていることがあって。いまはそれがインターネットで拡散されてしまうのです。
最近、インターネットで大問題になったのは「子どもには元から治癒力があるので、医者に行ってはいけない」というものです。結果として、高熱を出した子どもをそのまま放置しすぎて、大変なことになった。

高嶋)3000年の歴史も大変ですね……

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00


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