中国系企業はキャリア重視の欧米型
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9/19(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①
続々と進出する中国系企業
6:32~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター富坂聰(ジャーナリスト・拓殖大学教授)
いまどきの中国系企業の雇用状況
高嶋)中国系企業で働くということは、以前ですと給料は相当低くて労働環境も悪いイメージでしたが、いまは全然違うということですが。
富坂)変わってきています。日本で働いていた企業が中国の企業に買収されるということが現実的になりつつあります。
就職活動で中国系企業に行くという場合と、就職した会社が買収されて中国系企業が親会社になってしまうという場合と2つの側面あります。
中国企業の面接を受けると日本企業と違うのは、「何でこの会社を志望したんですか」と志望動機を言わされるということはなく、「条件はこれです、あなたいくらです」と。来たかったらどうぞ、という、そういう感じです。この条件合いますかどうですかという形です。「御社のことが気に入って」、とか、「御社の企業倫理がよい」、とかそういうことは全然なしで、「週何回休めますよ、お金こうこうですよ」どうですか、ということなんです。高嶋)もう履歴書でキャリアは見といて。それでパッと条件を言うわけですね。
富阪)値札が付いている感じですね自分に。
高嶋)給料も良いんですってね。
富坂)ファーウェイとか、多国籍系の中国系の企業で、新卒の給料は大卒だと40万円。修士だと43万と。もうちょっと上だと応相談になってくる。まあそれ以下ってことはないです。
昔、中国に進出し始めた頃の日本企業が、中国で雇用者と被雇用者の間にけっこう齟齬がありました。日本人からしてみると、中国人は仕事をしてもすぐ辞めるということに不満があった。逆に中国人にしてみると、日本人は安い給料でずっと使おうとするという不満を持ったわけです。結局、中国は欧米型なんです。あんたにはこれだけあげるよ、その分働いてね。あとは何も言わないよっていう欧米スタイル。
中国は値段付けるわけですね。あなたの働きにはいくらという。日本のように家族だから一生面倒見るよという、そんな守られるかどうか分からない約束はいりませんということです。高嶋)入れ替わり激しいんですね。そうするとね。
欧米型の雇用意識富坂)役に立つか立たないかっていうことに対して、シビアに評価されると思いますね。
高嶋)経営破綻のエアバッグのタカタが、中国系企業の傘下に入ったとか。今話題の中心の、東芝の白物家電部門も中国国家の家電大手が買収だとか。それからいっぱいあるんですね。レナウンや本間ゴルフも中国系になって、三洋電機もハイアール・グループですか。
富坂)そうですね。日本は少ないほうです。アメリカで行われている企業買収はもっと大きい規模で起きています。日本にはまだ来てない感じですね。
高嶋)言葉は中国語ですか。
富坂)言葉は必ず中国語できないといけないということではなくて、日本で採用される場合は日本語です。アメリカの外資系企業と似ていますね。
高嶋)おずおずやっていてはダメなんですね。積極的にアピールしないと。
富坂)そうですね(笑)。欧米の企業と似てると思いますよ。「金」という感じでね(笑)。給料はいいです。
高嶋ひでたけのあさラジ!
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