往年のクラシックカーが南仏を疾走する!『スクランブル』

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第281回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、公開したばかりの映画『スクランブル』を掘り起こします。


クルマへの愛とロマンが炸裂!迫力満点のクライム・エンタテインメント

往年のクラシックカーが南仏を疾走する!『スクランブル』
誰も思いつかない驚愕の手口で、いかに美しく完璧に盗むかをモットーとしている、高級クラシックカー専門の強盗団、フォスター兄弟。兄のアンドリューは頭脳、弟のギャレットはメカニックを担当し、どんな盗みも成功をおさめてきた。

今回、彼らがターゲットに選んだのは、オークション会場から搬出された世界に2台しかない37年型ブガッティ。しかし作戦は失敗に終わり、それだけでなく、ブガッティを落札した残忍なマフィア、モリエールに囚われてしまう。

モリエールは二人の命を保障する代わりに、敵対するマフィアのクランプが所有する62年型のフェラーリ250GTOを1週間以内に盗んでくることを条件として提示。アンドリューの恋人で一流ハッカーのステファニー、スリのデヴィンも加わる寄せ集めチームで、犯罪史上最大の強盗に挑むフォスター兄弟だったが…。

往年のクラシックカーが南仏を疾走する!『スクランブル』
カーアクション好きはもちろん、車好きにもたまらない!クライム・エンタテインメントの最新版『スクランブル』。しかも『96時間』『ワイルド・スピード X2』『TAXi』シリーズといった人気カーアクション映画を手がけたスタッフ陣が製作に携わっているとなれば、面白くないワケがないでしょう!
華麗で迫力満点のカーアクション映画が誕生しました。

往年のクラシックカーが南仏を疾走する!『スクランブル』
南フランスのマルセイユを舞台に、BMW327、ポルシェ356スピードスター、アウトンマーティンV8など、往年の名車が疾走するシーンはまさに圧巻。ここまでくると「車ってあんまり興味ないから、カーアクションはあんまり…」なんて言う人も、次から次へと登場するクラシックカーの美麗さに目を見張ることでしょう。

往年のクラシックカーが南仏を疾走する!『スクランブル』
クラシックカーの華やかさに劣らず、キャストもいまノリにノッてる顔ぶれが集結しています。兄アンドリューを演じるのは、クリント・イーストウッドの息子で今年は様々な作品で活躍しているスコット・イーストウッド。父によく似た容貌で、クラシカルな雰囲気と新しいスター性を併せ持つ次世代スターです。

一方、弟ギャレット役には、イギリス人の新鋭俳優、フレディ・ソープ。またステファニー役には『ブレードランナー2049』にも出演しブレイクが予想されているアナ・デ・アルマス、デヴィン役にガイア・ワイスが起用されるなど、若いエネルギーにも注目です。

ちなみに、日本車も1台だけ登場していますよ。国内外でよく見かける、あの車種。是非、スクリーンで見つけて下さい。

往年のクラシックカーが南仏を疾走する!『スクランブル』
スクランブル
2017年9月22日からTOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー
監督:アントニオ・ネグレ
出演:スコット・イーストウッド、フレディ・ソープ、アナ・デ・アルマス、ガイア・ワイス ほか
©2016 OVERDRIVE PRODUCTIONS -KINOLOGY- TF1 FILMS PRODUCTION -NEXUS FACTORY
公式サイト http://gaga.ne.jp/scramble/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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