「小泉進次郎2021年決起節」を裏付ける3つの事柄
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11月15日(水)放送のニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』にコメンテーター鈴木哲夫(政治ジャーナリスト)が出演。「小泉進次郎2021年決起節」について解説を行った。
2021年以降、少子高齢化をはじめ大変な時代に入って行く
東京オリンピックに向かって株価の上昇が続いているが、2020年にはバブルははじけるという見方も少なくない。加えて深刻な少子高齢化。そんな2021年、アフターオリンピックの年、いよいよ小泉進次郎が動き出すという。
高嶋)「小泉進次郎2021年決起説」というのがあるそうで。2021年というと東京オリンピックが終わった翌年ということになりますね。
鈴木)そうですね。ポスト東京オリンピックって感じですかね。
高嶋)その頃の絵柄っていうのはどうなっていますか?
鈴木)お祭りですから、基本的には何とかオリンピックまではもつでしょう。だけど、それが終わったらまさに祭の後で、日本が大変な時代に入っていく。特に少子高齢化、これは殆ど歯止めがかかりません。経済活動を含めて大変な時代になる。そこに向けていま政治が準備しなくてどうするんだということです。2020年以降、中心になる人は今の30代や40代です。そこへ向けて小泉進次郎氏は備えなくてはならないと言っています。いろいろな政策や勉強も始めているわけです。
被災地との10年、アフター東京オリンピック、自民党総裁選
2011年の東日本大震災の時に彼と1時間近く二人で話をしました。その時に被災地に通うことで政治とは何かということを自分は学んだと言っていました。彼は被災地に10年通うと僕に言いました。年限を言ったんですね。10年通ってとにかく一つのことを成し遂げたいと。10年というと、2021年です。オリンピックがある、そして2021年。しかも2021年というと、普通に行けば自民党の総裁選があります。この3つから、「2021年、小泉進次郎決起」というのが私の一つの仮説です。
高嶋)国の途方もない借金。それでとにかくアベノミクス。安倍さんは経済、経済って言い。そして後の世代にツケを回すようなことを平気でやっている。あたかも自分の内閣さえ良ければいいみたいな、そういう判断も無きにしも非ずなんですかね。そういうようなツケが、東京オリンピック終わって祭の後の空虚な感じの中で、次の世代にのしかかってくるぞと。その時に、小泉進次郎さんが立ち上がるということですか。図式としては。
鈴木)そういうことです。時間軸はそこに向けて動いていると思います。今は内閣改造の度に「小泉進次郎を〇○大臣に」とかね。飛び級じゃないけど「スピード出世でどんな役職も!」なんて出て来るけど、彼は全くそんなもの関係ないじゃないですか。なんでこんななのかって思うんだけど、僕が思うに彼はそういう時間軸でもう動いてると思うんですね。だから、今何をするじゃなくて、そこに向けて何をすべきかと。その代わり、その時期になったら、もう誰が何と言おうと、行動をガンっと起こしていくんだろうなと思います。
2021年、任せられるのは小泉進次郎しかいない
高嶋)私、素朴に感じるのは本当にハートのある、血の通ったというか、そういう人間性の非常に豊かな政治家だと思います。彼は無派閥で、一匹狼で動いてるわけですよね。被災地とずっと向き合いつつ、10年やったら被災地の方も皆で酒飲みたいと言ってるんでしょ。
鈴木)そうですね。10年経ったら。
高嶋)「ご苦労さん。よく頑張った」みたいなね。大きいなと思ったのはね、ヨーロッパが福島産の米とか、放射能のイメージから入れるのを今まで駄目だったものをオッケーにしたんですね。そういう被災地からの成果が上がってるわけですよ。その集大成を彼がやって、政治で行き届かないところを彼の努力で補ってほしいですね。オリンピックの後、夢も含めて小泉進次郎に任せるしかしょうがない。そんな時が来そうな気はしますよね。
鈴木)来なきゃ駄目だと思います。そういう時代がね。
高嶋ひでたけのあさラジ!
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