【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第320回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、12月9日から公開となる『DESTINY 鎌倉ものがたり』を掘り起こします。
山崎貴監督が西岸良平のベストセラーコミックの映画化に再び挑む!
『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督が、同作の原作者・西岸良平のベストセラーコミック「鎌倉ものがたり」を実写映画化。「三丁目の夕日」と双壁をなす西岸氏の30年読み継がれたベストセラーを、かつて誰も観たことのない日本映画最高のファンタジー超大作へと昇華させました。
人間ばかりでなく、幽霊や物の怪、魔物に妖怪、神様、仏様、死神、貧乏神まで“人ならざるもの”が日常的に姿を現す古都・鎌倉。この地に居を構えるミステリー作家・一色正和のもとに、亜紀子という若い女性が嫁いでくる。彼女は妖怪や幽霊が人と仲良く暮らす鎌倉の街に最初は驚いていたが、次第にその雰囲気に溶け込んでいった。ある日、大金持ちの資産家が殺害される事件が発生。警察から犯罪研究の腕を買われている一色は、その捜査を依頼される。どうやらその犯行は、人間の仕業ではないらしい。
同じ頃、亜紀子の嫁入りで静かだった正和の生活も大きく変化していた…。
鎌倉で暮らし、普段から和装を好み、鉄道模型や熱帯魚、骨董収集など多趣味なミステリー作家を演じるのは、人気、実力ともに兼ね備えた堺雅人。これが初めての山崎組参加となります。
またヒロインの亜紀子役には、こちらも若手実力派として名高い高畑充希。二人は初共演。フレッシュでチャーミングな“年の差夫婦”に注目です。
ほかにも堤真一、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和といった山崎組常連俳優から安藤サクラ、中村玉緒ら山崎組初出演となるメンバーまで、豪華なキャストが集結。賑やかに作品世界を盛り上げています。
ファンタジーの世界とダイナミックな映像は圧巻の一言。同時に舞台となっている鎌倉の街の風情も魅力的で、思わず足を運びたくなる人も多いのではないでしょうか。
この映画を観た後なら、鎌倉に住む“人ならざるもの”にも出会えるかも!?
DESTINY 鎌倉ものがたり
2017年12月9日から全国東宝系にて公開
監督・脚本・VFX:山崎貴
原作:西岸良平「鎌倉ものがたり」(双葉社「月刊まんがタウン」連載)
出演:堺雅人、高畑充希、堤真一、安藤サクラ、田中泯、中村玉緒、市川実日子、ムロツヨシ、要潤、大倉孝二、神戸浩、國村隼、古田新太、鶴田真由、薬師丸ひろ子、吉行和子、橋爪功、三浦友和 ほか
©2017「DESTINY鎌倉ものがたり」製作委員会
公式サイト http://kamakura-movie.jp/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/