ハガレン、今度は実写で熱狂させる!『鋼の錬金術師』
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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第316回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、12月1日から公開となる『鋼の錬金術師』を掘り起こします。
世界標準のVFX技術で、ハガレンワールドを再現する!
全世界シリーズ累計発行部数7,000万部超えの大ベストセラーを記録、テレビアニメ版も大ヒットした荒川浩による伝説的コミックス「鋼の錬金術師」通称「ハガレン」がついに実写映画化。
国家錬金術師となった少年エドとアルの兄弟の絆を懸けた冒険の旅が始まります。
幼い兄弟エドワードとアルフォンソは、死んだ母を生き返らせたい一心で錬金術最大の禁忌である人体錬成を行うが失敗。その代償としてエドは右腕と左足を、アルは身体のすべてを失い鎧に魂を定着させた姿になってしまう。数年後、国家錬金術師の資格を得たエドは失った身体を取り戻すために、絶大な力を持つという“賢者の石”を探す旅に出ることに。兄は、自分が巻き込んでしまった弟のために。弟は、命を捨てる覚悟で自分の魂を錬成してくれた兄のために。
固い絆で結ばれた兄弟の旅には、さまざまな困難が待ち受けていた…。
エドワードを演じるのは、Hey! Say! JUMPの山田涼介。リズミカルで切れ味鋭いアクションから走り方、アルへ語りかける様子まで、まさに「そこにエドがいる」といった印象。
ヒロインのウィンリ役に本田翼、マスタング役にディーン・フジオカ、さらには本郷奏太、大泉洋、佐藤隆太、松雪泰子らが出演。原作の世界観を再現するだけにとどまらず、映画ならではの独自の美学を体現しています。
メガホンを取ったのは、日本映画界においてVFX革命を起こし続ける曽利文彦監督。常に先端の技術や表現を追い続ける曽利監督は、言うなれば映像界の錬金術師?!本作でもそのこだわりと探究心は遺憾なく発揮され、存在感たっぷりなCGキャラクターを生み出すなど、世界照準の視覚効果を実現しています。
それはCGキャラなのにどこか温もりを感じるアルを観れば、伝わるはず。原作ファンも初めて『ハガレン』に触れる人も楽しめる作品に仕上がっていますよ。
鋼の錬金術師
監督:曽利文彦
原作:荒川弘「鋼の錬金術師」(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
出演:山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、國村隼、石丸謙二郎、原田夏希、内山信二、夏菜、大泉洋(特別出演)、佐藤隆太、小日向文世、松雪泰子 ほか
©2017 荒川弘/SQUARE ENIX ©2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会
公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/hagarenmovie/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/