佐藤健×土屋太鳳、感動の実話を映画化『8年越しの花嫁 奇跡の実話』

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第324回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、12月9日から岡山で先行公開、12月16日から全国ロードショーとなる『8年越しの花嫁 奇跡の実話』を掘り起こします。


病に倒れた花嫁を8年間待ち続けた…。深い愛と奇跡の物語


結婚式を間近に控え幸せの絶頂にいた20代のカップル、尚志と麻衣。ところがある日、麻衣が突然原因不明の病気に襲われ、昏睡状態に陥ってしまう。

尚志の将来を思う麻衣の両親からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣に付き添い、回復を祈り続ける。数年後、ようやく目を覚ました麻衣だったが、記憶障害により尚志に関する記憶を失っていた…。


本作のベースとなったのは、岡山県に住む実在のカップルに起きた奇跡の物語。結婚式の直前に病に倒れた花嫁と、彼女を8年間待ち続けた新郎。

この“奇跡の実話”は、2015年に岡山県の結婚式場がYouTubeに投稿した1本の動画をきっかけに、瞬く間に日本中の人々を感動の渦に巻き込みました。その後、書籍となりTVドキュメンタリーとなり、ついに映画が完成しました。


新郎の尚志役には佐藤健。抑制の効いたひたむきな演技が“ひたすら「待つ」男”に大きな説得力をもたらし、力強さとまっすぐな愛情が感じられます。

ヒロインの麻衣を演じるのは、土屋太鳳。どちらかと言えば明るく健康的なイメージの彼女ですが、本作では病気で倒れてから回復するまでを体当たりで演じ、観る人の心を震わせます。

さらに薬師丸ひろ子、杉本哲太、北村一輝、浜野謙太らが脇を固め、美しく深い愛の物語に奥行きを与えています。


本作を“難病モノ”や“泣ける映画”というジャンルの括りで済ませてしまうにはいささか勿体ない印象を受ける本作。それは事実に寄り添うように静かに丁寧に演出した、瀬々敬久監督の手腕による部分も大きいでしょう。

“待つ”ことによって積み重ねられる、一瞬一瞬の大切さ。
そこには“人を信じ続ける”ことの尊さが刻まれています。


8年越しの花嫁 奇跡の実話
2017年12月9日から岡山先行ロードショー、12月16日から全国ロードショー
監督:瀬々敬久
原作:「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社刊)
出演:佐藤健、土屋太鳳、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、堀部圭亮、古舘寛治、杉本哲太、薬師丸ひろ子 ほか
©2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会
公式サイト http://8nengoshi.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/


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