松坂桃李VS沢尻エリカ、あなたはマインドコントロールされていますか?『不能犯』

By -  公開:  更新:

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第352回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、2月1日に公開となった『不能犯』を掘り起こします。


立証不可能な犯罪を描く新感覚スリラー・エンターテイメント


都会のど真ん中で、検死をしても何ひとつ証拠が出てこない不可解な連続変死事件が発生。その現場には決まって、黒いスーツに身を包んだ男の姿があった。

男の名は、宇相吹正。彼はSNS上で“電話ボックスの男”と呼ばれ、とある電話ボックスに殺人の依頼を貼るだけで実行してくれると噂の男だった。

警察は宇相吹の身柄を確保して任意聴取を始めるが、宇相吹は特殊な能力でベテラン捜査官たちを翻弄。しかし女性刑事の多田だけが彼にコントロールされないことが判明する…。


不能犯とは、思い込みやマインドコントロールでターゲットを殺害する行為のこと。常識的に考えて実現が不可能な行為ゆえ、たとえ相手が死んでも罪に問われることはありません。

集英社「グランドジャンプ」で連載中の人気コミックを完全実写映画化。赤く光る目で見つめるだけで人の心を操る男と彼を追う女性刑事の対決を描いたサスペンススリラーです。


人の心をたやすくコントロールできる謎の男・宇相吹正を演じるのは、松坂桃李。善と悪を超越した危険で魅惑的なダークヒーローは、これまで幅広い役どころを演じてきた彼にとっても新たな領域。不敵な笑みを浮かべるその瞳で、観客の心をも支配します。

対する女性刑事・多田役には、これが自身初の刑事役となる沢尻エリカ。曇りのない正義を貫く女性像に、力強ささえ感じられる熱演です。

共演には新田真剣佑、間宮祥太朗、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍など豪華キャストが集結。

メガホンを取ったのは、ホラー作品を中心に作品を発表し続けている白石晃士監督。原作の持つダークな世界観を踏襲しつつもエンターテイメント性に富んだ作品が完成しました。


誰も裁くことが出来ない立証不可能な犯罪、不能犯。宇相吹正とはいったい何者なのか。そして彼は何のために殺害を繰り返すのか。

殺しに関わる人間たちの醜さをまざまざと描いている本作、生と死と欲望に溺れる人間のリアルを体感してみて。


不能犯
2018年2月1日から全国ロードショー
監督:白石晃士
原作:「不能犯」(集英社「グランドジャンプ」連載 原作・宮月新/画・神崎裕也)
出演:松坂桃李、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、菅谷哲也、岡崎紗絵、真野恵里菜、忍成修吾、水上剣星、水上京香、今野浩喜、堀田茜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍 ほか
©宮月新・神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会
公式サイト http://funohan.jp/index.html

八雲ふみね,しゃベルシネマ

Page top