ハクサイが寒さにあたると甘くなる理由

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ハクサイは『アブラナ科』の植物で、カブやキャベツなどと同じ仲間です。内側や外側の葉っぱの部分、芯の部分など、同じ1つの野菜でも、それぞれ味わいが違うため、様々な料理に活用出来ます。

ハクサイは、茨城県と長野県の2つの県で、全国の生産量の半分以上を占めています。但し、出荷のピークの時期が違っていて、長野県のハクサイが6月から10月なのに対して、茨城県のハクサイは11月から3月だそうです。

長野県のハクサイですが、夏でも涼しい高原の気候を活用していて、夏に頂くことが出来るハクサイのうち、8割以上が『長野県産』という時期があるそうです。

茨城県の中でも、特にハクサイの産地として知られるのが、西部にある八千代町(やちよまち)です。市町村別の生産量では、日本一だそうです。

ハクサイは寒さに弱い野菜です。そこでハクサイは寒さから身を守るために、葉っぱに蓄えられた『デンプン』を『ブドウ糖』へ変化させて凍らせないようにするそうです。そのため自然と甘みが増すそうです。“ハクサイは寒さにあたると甘みが増す”という言葉があるそうですが、こうした働きによるものだそうです。

八千代町のハクサイのように、冬に収穫する場合、寒さを乗り切るために、11月から12月にかけて、ハクサイの葉の先の部分をヒモで縛って、中身が凍結しないようにしているそうです。ひとつひとつ白菜の頭を縛っていくため、とても大変な作業です。

(2018/1/29放送分より)

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