文科省はなぜ前川前事務次官の授業内容報告を要請したのか?

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教育委員会は音声データの提出せず
3/16(金)FM93AM1242 ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③
07:17~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター宮家邦彦(元外交官・キャノングローバル戦略研究所研究主幹)

参院予算委員会 閉会中審査・集中審議 前川喜平前文部科学事務次官 提供産経新聞

文科省が前川前事務次官の授業内容の報告を要請

文部科学省の前川喜平前事務次官が、名古屋市の公立中学校に講師として招かれた際の授業内容を報告するよう、文部科学省が市の教育委員会に要請していたことがわかった。文部科学省は問題無いとしているものの、国が授業中の講師の言動などを細かく調べるのは異例で批判の声も上がりそうだ。

森田)前川さんは天下り問題で事務次官を引責辞任しまして、去年5月に加計学園の問題を巡って、総理の御意向などと示された記録文書の存在が明らかになりますと、記者会見で行政が歪められたと発言し、国会にも参考人招致されました。その前川さん先月2月に名古屋市立の中学の校長に招かれて、総合学習の時間の講師ということで、全校生徒や地元住民らに授業しました。授業内容は生き方やキャリア教育、夜間学校についてだったということですが、この授業を報道で知った文部科学省が今月に入りまして、市の教育委員会に対して、メールで、前川さんは天下り問題で引責辞任したとか、出会い系バーに出入りしていたとか報じられたことについて知っているのかというようなことを触れた上で、授業の内容、目的、講師を依頼した経緯、学校の見解など、10項目以上を質問したということです。そして授業内容の録音データもあれば提出するよう要請したということですが、市の教育委員会は録音データは出さず、学校がまとめた回答を文書で報告したということです。教育関係の法律では学校教育に対して指導や助言をするのは主に教育委員会で、国の役割というのは学習指導要領など全国共通の教育基準を作ることなどと、想定しています。今回の件について文部科学省の担当者は事実関係を確認しただけであって、内容に口を出したわけではない。問題は無かったとしています。

高嶋)まあ気になるんでしょ、と言えばそうなんでしょうね。

宮家)まあ前川さんですからね。正直に、野次馬的に言えばですよ、何を言うんだろうとは思いますよ。

高嶋)少なくとも授業でしょう? 授業というのは子供に喋るわけでしょう? 余計なことは言わないでしょう。

宮家)あのようなことがあった人が、人の生き方をどうやって説明すんだろう、どうやって教育すんだろうとは思うけど。役所的に言えば、文科省の立場を弁護するつもりはありませんが、いろんなところから聞かれるわけでしょうきっと。「何やってんだ? 何か前川さんがベラベラ喋ってるらしいぞ」と言われたらね、まあ聞かざるを得なくなるような状況に追い込まれたのかもしれない。
だけど、そういうのは何か問題発言があって、父兄や生徒さんからおかしいじゃないかというようなことになったところで、何があったんだと言うのなら分かるけど、報道でやってしまうというのはちょっといかがなものかなと。

高嶋)失言のようなことがあったら、お灸を据えてやろうとか、そういう意識よりも、「何か俺たちのことまた何か余計なこと言ったんじゃないだろうな」と、そこをチェックしたいという意識が働いたのではないですかね。

宮家)チェックしたいのはわかるけれども、何やってるんだよ、あんたの元ボスじゃないかと言いたくなるんだよね。

高嶋)なかなか面白い関係だったんじゃないですか。

宮家)面白い関係でしょう(笑)。こんなのは普通ないでしょう。そういう意味ではケースとしては面白いんだけど、笑ってばかりもいられないと思いますよね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
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