リーアム・ニーソン、今度は電車の中で戦う!『トレイン・ミッション』

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第385回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、3月30日に公開したばかりの『トレイン・ミッション』を掘り起こします。


巧妙でスリリング、リアルタイム・サスペンスの傑作がここに誕生!

リーアム・ニーソン、今度は電車の中で戦う!『トレイン・ミッション』
ニューヨークの保険会社で営業マンとして働くマイケルは、10年間勤勉に働き続けたにもかかわらず、解雇通告を受ける。あまりに突然の出来事に愕然としながら、いつもの通勤電車で帰路につくマイケル。顔なじみの乗客や乗務員と挨拶を交わしながらも、頭に浮かぶのは住宅ローンと一人息子の学費のこと。

そんなマイケルの前に、見知らぬ女性が座った。ジョアンナと名乗るその女性は、乗客の中からある人物を見つけてくれれば10万ドルの報酬を支払うと言う。ヒントは、普段見かけない人物、プリンという偽名を使う、降車駅は終点のコールド・スプリング駅。

高額の報酬に抗えずジョアンナの依頼に乗ったマイケルだったが、そこには恐るべき陰謀が潜んでいた…。

リーアム・ニーソン、今度は電車の中で戦う!『トレイン・ミッション』
1万メートル上空の旅客機を舞台に航空保安官と殺人犯の頭脳戦を描き、世界中を興奮で包んだ映画『フライト・ゲーム』。

演技派アクションスター リーアム・ニーソンとシチュエーションスリラーの名手ジャウマ・コレット=セラ監督がタッグを組み、新たなサスペンス・ドラマを生み出しました。

今度の舞台は、通勤電車。“乗り物シリーズ第2弾”! なんて呑気なことは言ってられない!!! 通勤時間105分、始点から終点まで片時も目が離せない、リアルタイム・サスペンスの傑作です。

リーアム・ニーソン、今度は電車の中で戦う!『トレイン・ミッション』
リーアム・ニーソンとジャウマ・コレット=セラ監督がタッグを組むのは、『アンノウン』(2011年)、『フライト・ゲーム』(2014年)『ラン・オールナイト』に続き、本作が4度目。どの作品も脚本が秀逸で、華麗なアクションやスリリングなストーリー展開だけでなく、主人公とその周囲のキャラクターに凝ったシチュエーションを幾重にも纏わせることでドラマ性を高め、観る者をひきつけます。

本作でも、リストラされたばかりの“お父さん”を大金で釣って犯人探し…というシンプルなストーリーかと思いきや、事態はどんどん複雑化し、エスカレート。
停車する駅の数だけ“謎”と“伏線”が増え、劇中での時間経過がリアルタイム進行なので、終始ハラハラドキドキ。否応にもテンションが上がります!

リーアム・ニーソン、今度は電車の中で戦う!『トレイン・ミッション』
『96時間』シリーズのような“最強”お父さんではないものの、本作でもリーアム・ニーソンの強いこと強いこと。定年を間近に控えた“普通”のお父さんなのに、家族のために立ち上がった瞬間、俄然強くなるんですよね〜。

困ったことに巻き込まれる系のキャラクターは、もはやリーアム・ニーソンのはまり役!? 65歳とは思えない、切れ味鋭いアクションも健在。まだまだ事件に“巻き込まれて”ほしいと期待する、“戦うリーアム”ファンも多い、ハズ。

リーアム・ニーソン、今度は電車の中で戦う!『トレイン・ミッション』
トレイン・ミッション
2018年3月30日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
監督:ジャウマ・コレット=セラ
出演:リーアム・ニーソン、ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、サム・ニール ほか
©STUDIOCANAL S.A.S.
公式サイト http://gaga.ne.jp/trainmission/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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