女性をご飯を炊く大きな負担から救いたい! 自動式電気釜の仕組みと誕生秘話

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『東芝』から『自動式電気釜』の相談を受けた、『東芝』の協力会社の社長さん、三並義忠さんは早速、開発に乗り出しました。ところが“自動でご飯を炊く”というのは、なかなか上手くいかず、たくさんのお米を買って、何度も何度も実験を繰り返したそうです。

その結果、98℃位の温度で約20分間続けると、美味しく炊けることが分かりました。つまり“火加減を替えずに、強火で一気に炊き上げる”のが美味しいご飯の炊き方だ・・・ということが分かったのです。

そのためには、釜の水が沸騰した後、20分後に自動にスイッチが切れるようにする必要があります。ところがお米や水の量によって、沸騰するまでの時間にバラツキがあることが分かりました。そこで“釜が沸騰したのを感知して、その20分後に正確にスイッチを切る方法”として考え出されたのが『三重釜間接炊き』です。

釜に、約20分で蒸発する量の水を入れて、それが蒸発した時、釜の温度が100℃以上になります。それをサーモスタットが検知して、スイッチが切れるようにしました。つまり、水の蒸発をタイマー代わりに応用したものです。この方法を編み出すまで、三並さんは大変なご苦労をされたそうです。

こうして3年にも及ぶ研究と開発の結果、1955年(昭和30年)、日本で初めての『自動式電気釜』が『東芝』から発売されました。値段は3,200円。これは当時の大卒の初任給の1/3にあたりましたが、その便利さが広まって、4年後には日本の全ての家庭の、約半数にまで普及したそうです。

(2018年4月11日放送分より)

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