新元号どうなる?~過去の候補に決まる可能性も

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5/1 FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!④

キーワードは「新元号まであと1年」
7:27~教えて!ニュースキーワード:コメンテーター有本香(ジャーナリスト)

新元号 平成 小渕恵三 官房長官

【昭和天皇崩御】新元号「平成」を発表する小渕恵三官房長官=1989(昭和64)年1月7日、首相官邸 写真提供:産経新聞社

新元号まで残すところ1年となった

政府は皇太子様が即位される来年5月1日に元号を改める改元を行う方針だが、新たな元号や発表時期について、国民生活や企業活動などへの影響や政治日程も考慮しながら、今後慎重に検討を進めるものとみられている。

飯田)いつ発表というのはカレンダー作りやいろいろなところに影響が及ぶわけで、それについてもいろいろと言われていますが、あと1年なんだと思うとね……。

有本)これは意外に知らない方もいらっしゃったかもしれませんが、元号というものは明治以降になって天皇一代に元号一元(一世一元)となったのですよね。それ以前は悪いことが起きたりすると、運気を一新するために元号を変えるというようなこともあったりしたわけです。現代の私たちはつい自分たちの日常生活の利便性みたいなこと、あるいは日常に不都合が生じるということを嫌ったりしますけれども、元号を使っているという国は日本以外にはないですからね。元々これは大陸から来た習慣ですけれども、日本人はそれを自分たちのものにして、いまや元号を使っている国は日本だけしかないですね。

飯田)確かに台湾が民国何年と言っているのは……。

有本)ええ、それは元号ではないですからね。そういうことは大事にしていこうということもあって良いと思うのですよね。読売新聞が今朝かなり詳しく取り上げていますけれども、大正のとき、明治のときとずっとあって、平成という元号を決めるときに初めて政府によって定められたのですね。そんな経緯もありますし、今回も候補についていろいろ取り沙汰されていますけれども、過去に候補に挙がりながら選ばれなかった元号があるのです。これは結構可能性が高いんじゃないかなどとも言われていますから、いままでにどういうものが候補になってきたかとか、いまは平成で「H」でしょう。その前は昭和で「S」ですよね。この頭文字が被らないものは可能性が高いだろうとか、とかくいろいろ言われていますね。

飯田)直近のところでいくと、平成と並んで出ていたのが「修文」というのと「正化」ですが、これは両方とも「S」なんですよね。

有本)「S」ですから両方とも違うんじゃないかと言っている識者の方もいらっしゃいますよね。

飯田)昭和のときは「元化」というのと「同和」これは「G」と「D」だから、そういう意味ではいけるじゃないかというような。大正のときは「天興」「興化」というものが候補にありました。

有本)あと「M」のイニシャルの言葉なんかもありましたし、「K」ですと「建」を使ったものもありましたね。という意味で「M」というのは明治と被りますが、ちょっと年代が離れてきたので「M」もありかなとおっしゃっている方もいました。

飯田)僕らは子供から成人位のときまでは「M」「T」「S」「H」でしたけど、いまほとんど「M」はなくなっていますからね。

有本)今回は天皇の代替わり、元号も同時に変わるということで、元号が変わるというのも私たちにとって時代の変わり目ということで非常に感慨深い。それと天皇陛下が譲位をされるというのも、これは歴史的な瞬間を私たちは見ることになるわけですよね。200年ぶりくらいです。ですから自分たちが歴史の転換点に立ち会うということをもって、不便がかかるというところだけに話を終始させないというところも大事ですね。

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