日本酒の「雪冷え」や「飛び切り燗」の温度は?
海外でも人気! 日本酒の豆知識をご紹介
海外では“Sake”として親しまれている日本のお酒、日本酒。
他のアルコール飲料よりも体温が高くなり血液循環が良くなり、米麹に含まれる「麹酸」が美白効果やアンチエイジングに、アミノ酸がもちもちの美肌になる効果があるといわれ、最近では化粧水としても流行しています。
日本酒の日本酒度・酸度・アミノ酸度とは?
日本酒には日本酒度・酸度・アミノ酸度というものがあります。
「日本酒度」とは日本酒と水の重さを比較したもの。「甘口」や「辛口」を判断できる
日本酒度は日本酒と水の重さを比較したもの。専用の浮秤を使って測定します。中に含まれる糖分が少ないほど日本酒の比重が軽くなりメモリがプラスに傾きます。なのでプラスなほど辛口でマイナスなほど甘口となります。味覚としてはより甘いものは甘口、苦味や酸味が強く刺激的なものは辛口、という具合。
「酸度」とは日本酒内のコハク酸やリンゴ酸の度数。キレの指標になる
酸度とは日本酒に含まれるコハク酸やリンゴ酸の度数のこと。含有量が多いほど引き締まったキレのある味わいになります。
「アミノ酸度」とは日本酒内のアミノ酸の量。コクや旨味に違いが出る
そしてアミノ酸度が高いほどコクが出て、低いほどさっぱりとした軽いテイストになります。
日本酒の温度帯「雪冷え」や「飛び切り燗」の温度は?
日本酒の味わい方のひとつに温度があります。温めたものを熱燗、冷やしたものを冷酒といい、種類によって向いている温度帯があります。主に熱燗にはコクのあるもの、冷酒には精米歩合が低く香り高いものが適しています。
「雪冷え」は5℃前後、「飛び切り燗」は55℃前後
また、温度帯には名前があります。
キンキンに冷やしたビールよりも温度の低い最も冷えた5℃前後は「雪冷え」、10℃前後は「花冷え」、ワインの適性温度と同じ15℃前後は「涼冷え」です。
そして最も熱い55℃前後は「飛び切り燗」、50℃前後は「熱燗」、45℃前後は「上燗」。
冷たい時の名前は雅やかなのに、温かい時はストレートな表現なのが面白いですね。それでは常温は何というのかといいますと、「冷や」。なるほど。こうした表現を覚えて日本酒を愉しめると通っぽくていいですね。
「NARITA酒フェスティバル御開帳」のお知らせ(2018年イベント終了)
さて今年は、成田山が開かれてから1,080年です。新勝寺では10年に1度の記念大開帳が行われ、今月28日まで毎日、特別大護摩供が執り行われています。普段は入れない奥之院や開山堂も扉が開かれ、中の仏様を拝むことが出来ます。
開基1,080年を記念したイベントの中に、「NARITA酒フェスティバル御開帳」というのがあり、今月26日(土)午前10時30分~新勝寺の総門前広場で開催されます。開会前に鏡開きがあり、千葉の銘酒「長命泉」と「仁勇」の樽酒が無料で振舞われますよ。県内外の酒蔵7銘柄のお酒を、1杯100円から試飲できますし、御開帳特別デザインの「特製うなりくんグラス」も500円で販売されます。
この機会に成田を訪れてみてはいかがでしょうか。詳しくは大本山・成田山新勝寺のホームページをご覧ください。
NARITA酒フェスティバル御開帳
開催日:2018年5月26日(土曜日)10:30から16:00まで(なくなり次第終了)
※雨天時は翌日5月27日(日曜日)に順延します。
開催場所:成田山新勝寺総門前広場
https://www.nrtk.jp/enjoy/shikisaisai/1080sakefes.html
【ハロー千葉】