武井壮に訊く「誰でも速く走れる正しい方法」

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「百獣の王」武井壮が、黒木瞳がパーソナリティの番組「あさナビ」(ニッポン放送)に出演。スポーツ科学の理論にも詳しい武井が誰でも速く走れる方法を解説。

黒木)今週のゲストは百獣の王、武井壮さんです。よろしくお願いします。
武井さんはスポーツ科学の理論を持っていらっしゃいますし、それを実証していらっしゃいます。ここで簡単にお話できることはありますか。

武井)走る、ということはスタートのときは止まっているのですごく体が重いんです。スタートしたところから少しずつスピードが上がっていって、最後落ちてしまうのですが、少しずつ速くなるということは少しずつ自分の身体が軽くなるということなんです。僕は100メートルを47歩で走るのですが、ずっとスピードが変わるので、一歩ずつ違う作業をしているんです。更に、その足をついたときに、一歩一歩、180度ある地面にどの角度で力を向けるべきなのかでまた変わってきます。

黒木)ちょっと百獣の王、それを小学生がやろうとしてもできないですよね?

武井)いま言った簡単なことを頭にいれておいていただいて。
例えばこの前の机を叩いても一切動かないじゃないですか。でも音は鳴るでしょう。この音と手に残っている衝撃、この痛みがエネルギーとして消費されているということなんです。軽い物を叩いても簡単に動かせるじゃないですか。これは正しく僕が手を動かした分、触ったものが動いているという状態なんです。これを、子供に重い物と軽い物を持たせてそれぞれを投げさせると、自然と投げ方は変わってくると思うんです。走るときも、これと同じだよ、と。止まっているときは体が重いんだよ。そういった簡単なことを、階段上りの一歩目から体感させると、子供は勝手に選択していくように頭を使い出します。

黒木)走り方、とか手の振り方、とかそういったものではないのですね。

武井)そうなんです。ただ手の振り方も1つあって、僕がこう座っていて、腕を下から勢いよく上げると体が浮くじゃないですか。体が上がるということは、地面に向かう体重がゼロになっているということなんですね。つまり、走るときに一歩目から腕をそういう風に持ち上げるように使えれば、体が軽くなった状態で足を使えるので速く足を動かせる。
そういう風に1つずつ組み合わせていくんですね。力を使うことと重さを軽くすることを混ぜると、走りはすごく簡単に速くなると。
このくらいの知識を最初に持っておくことがとても大切。これを知らずに練習を始めてしまう人がすごく多いですね。すると遠回りしてしまうので、沢山きついことをしないと速くなれないから嫌になってしまうんですね。

黒木)スタートラインでドキドキしている場合じゃないですね。

武井)ドキドキは走ることに関してはプラスになります。心拍数が上がって血液が早く流れている、エネルギーを出しやすい状態なのでどんどんドキドキしてあげる。

黒木)どん!と行きますものね。

武井)ドキドキしたときは自分は速く走れるぞ、と思ってあげると良いですね。お子さんたち、どんどんドキドキして速く走ってください。


武井壮/百獣の王
1973年生まれ。45歳。東京都葛飾区出身。
子供のころから格闘技や野球などを経験、大学時代から陸上競技をスタ―ト。
大学3年で十種競技をはじめ、競技転向わずか2年半で日本チャンピオンに。
日本チャンピオンになった直後に陸上を引退し、アメリカにゴルフ留学。
その後も、さまざまな競技のトップ選手や台湾プロ野球チームなどのフィジカルコーチをしたり、社会人野球のピッチャーを経験したりしつつ、2012年には「百獣の王」として芸能界に本格デビュー。
もちろん現在も日夜トレーニングを続け、世界マスターズ陸上などに出場し好成績を残している。2015年には世界マスターズ陸上の4×100mリレーの日本代表のアンカーとして出場し、金メダルも獲得。

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