最初はゴミ捨て場から始まった「二十世紀梨」

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「ハロー千葉」では、千葉のイベント情報に合わせて、耳より情報を紹介する。今回は、JA長生本所(ほんしょ)にて行われる「新米フェア」と「二十世紀梨」の話題だ。

最初はゴミ捨て場から始まった「二十世紀梨」
気温や雨量がなかなかすっきりしませんが、季節は秋、9月になりました。秋といえば「食欲の秋」に表されるとおり、美味しい食べ物がたくさん出てくる時期。もその1つですね。

青梨を代表する品種の1つに、「二十世紀」という梨があります。明治時代、現在の千葉県松戸市のあたりで発見されました。現在は他の品種の改良もあり、栽培の数は減ってしまいましたが、一般的に普及した唯一の青梨とも言われています。

この「二十世紀」、実はゴミ捨て場から見つかったという梨なのです。

1888年、現在の千葉県松戸市で、当時13歳だった松戸覚之助(かくのすけ)は、芽を出した状態の梨の苗を発見します。その場所はなんと親類宅のゴミ捨て場でした。覚之助が11歳のとき、父親が梨の栽培を始めたこともあって、梨に興味を持っていたと言います。試行錯誤の上、23歳のときにその梨を結実させました。

人を招いて試食してみると、柔らかく、味は甘く、果汁も十分だったそうです。その際、話を聞いたかの大隈重信も相伴にあずかったところ、その味を高く評価しています。

当初、覚之助は梨の名前を「新太白」と名付けます。しかし、1904年に覚之助から苗木を借り受け育てていた渡瀬寅次郎という人が、「新世紀における代表的な品種になるように」と、「二十世紀梨」と命名するように提案したそうです。

その結果、みごと「二十世紀」は全国に普及していきました。普及の背景には、希望する農家に快く苗を分け与えた、覚之助の懐の広さも影響しているのでしょう。現在の梨の産業に大きく貢献していることは間違いありません。

食べ物は旬のものを食べるのが一番いいとも言われています。この秋、先人の活躍を思いながら梨を食べてみるのもいかがでしょうか。

最初はゴミ捨て場から始まった「二十世紀梨」
JA長生より、実りの秋の味覚を届けするイベントをご紹介します。

9月8日(土)9時からお昼1時まで、JA長生本所(ほんしょ)にて「新米フェア」のイベントを開催いたします。新米フェアのお米は、JA長生のブランド米「ながいき美人」混じりっけなしの100%。JA長生産1等級のコシヒカリを特別価格で販売致します。

新米フェア当日限定特典としまして、玄米90kg以上を年間予約された方先着200名様に、JA長生のブランド梨を2個プレゼントいたします。

当日は、JA長生女性部による新米試食も行う他、JA長生のブランド農産物「ながいき梨」や、地元の「ながいき新鮮野菜」が沢山並びます。また、当日限定のトリプル特典をご用意いたしましたので皆さんお誘い合わせの上、ご来場下さい。

詳しくは、電話番号0475-24-5115 0475-24-5115まで。
JA長生のホームページもご覧ください。

長生農業協同組合
千葉県茂原市高師1153
電話:0475-24-5111
FAX:0475-22-5715
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