日本の『クレープの日』~巻いた形が似ているから『9』のつく日に
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『クレープの日』は“毎月、数字の『9』の付く日”です。つまり毎月9日、19日、29日です。
『クレープの日』は東京の洋菓子メーカー『モンテール』が“クレープをもっと身近なおやつにしたい”という願いから定めたものです。
『9』の付く日を『クレープの日』とした理由ですが、これは数字の『9』という形が、クレープを巻いた形に似ていることからだそうです。
クレープの発祥の地、フランスにも『クレープの日』がありまして2月2日です。
この日は『シャンデレール』という、イエス・キリストが生後40日目に、聖母マリアとともに神殿を訪れたのを祝う日です。
この日は家族や友人らと、願いを込めてクレープを焼いて食べる習慣があります。
この日にクレープを食べるようになったキッカケですが、2月のこの時期、ローマへの巡礼者にクレープが振る舞われたそうです。
また、この頃は冬の終わりを告げ、春に向けて農作業を始める時期でもあります。
農家の方々は最初の種まきの後、前の年に余った穀物を粉にして、その年の豊作を願ってクレープを焼いたと言われています。
さらに、丸くて黄金色をしたクレープは太陽をイメージさせていることから、“世界の光”であるイエス・キリストにクレープを捧げた…とも言われています。
■杏樹の感想
私は10代の頃、生クリームやアイスクリームなどがトッピングされたクレープをいただいて、その美味しさに衝撃を受けました。
今では“クレープを食べながら歩く”というスタイルはすっかりお馴染みですが、当時は“型破りな新しいスタイル”として驚かれたそうです。その後、女性雑誌などで数多く紹介されたそうです。
いずれにしても、日本のスイーツの歴史の大きな1ページですネ。
私は甘いクレープ(クレープ・シュクレ)も、塩味(ガレット)も好きです。
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