“おかき”は鏡餅を割ったときに出る“お欠き餅”が由来!
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そもそも『あられ』と『おかき』の違いは
どちらも『もち米』から作られる
『あられ』も『おかき』も、『もち米』から作られていますが、一般的には形が大きいものが『おかき』、小さなものが『あられ』と呼ばれています。
大きさに関係なく、『もち米』から作られたものは全て『おかき』と呼んでいる所もあるそうです。
『おかき』は『お欠き』!?
『おかき』は元々、お正月に神様にお供えした鏡餅を木槌などの工具で割って、欠けて小さくなったものを揚げたり焼いたりしたものです。
“欠けたお餅”、つまり“欠き餅”に丁寧語の『お』が付いて“お欠き餅”になり、『おかき』になったと言われています。
鏡餅を割るときに包丁や刀を使わないのは、縁起が良くないとされているからです。
この『おかき』を小粒にしたのが『あられ』ですが、奈良時代の頃は天皇陛下がいらっしゃる宮廷で出される“おもてなし料理”だったそうです。
また当時の『おかき』はお餅ではなくて、お米を炒ったものだったそうです。
『あられ』や『おかき』の種類
『あられ』や『おかき』も『おせんべい』と同じように様々な種類があります。
例えば、硬めに焼き上げた『げんこつ』や、『あられ』に海苔を巻いた『品川巻き』です。
この『品川』とは東京の地名ですが、かつて品川付近の海では海苔がたくさん採れたことから、この名前が付いたそうです。他にも新潟県の名産品の1つ『柿の種』も、『あられ』の仲間です。
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