震災の記憶を伝える意味 「津波で4階まで浸水した高校校舎」を一般公開

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「垣花正あなたとハッピー!」(3月11日放送)で、『気仙沼市 被災した高校の旧校舎を一般公開』という話題を紹介した。

震災の記憶を伝える意味 「津波で4階まで浸水した高校校舎」を一般公開

東日本大震災の津波で4階まで浸水した気仙沼向洋高校の旧校舎を一般公開 提供共同通信

多くの方が犠牲となった東日本大震災から3月11日で8年が経過。被災地を含めた全国各地で追悼行事などが行わた。番組ゲストのテリー伊藤が注目したのは、東日本大震災の津波により4階まで浸水した宮城県気仙沼市の気仙沼向洋高校の旧校舎が「東日本大震災遺構・伝承館」として一般公開されたというニュース。その時の記憶を伝える震災遺構として、10日から公開がスタートした。

津波により大きな被害を受けた気仙沼向洋高校についてテリーは、震災当時の過酷さについて

「3階建てじゃなくて、本当に良かったですよね!生徒の皆さんは前もって避難しましたが、残った先生達はどこに避難したかというと4階の上の屋上にいたんですよ!屋上にいるといっても、4階の天井のところまで津波が来ているわけですからね!それで慌てて、屋上に行ったわけですけど、どんな気持ちだったのでしょうか。生きた心地しないですよね」

とその想いを語った。さらに、こういった震災にまつわる記憶が、後世に伝えられていくことに関しては、

「一般公開に行った東京の方達が、泣いている映像があったんです。こんなに怖かったのか、こんなに凄かったのかと。でもこれもこういう事がないと、なかなか思い出せない事じゃないですか」

とその重要性について熱弁。政府の地震調査委員会によって、東北から関東地方の日本海溝沿いの海域で、今後30年の間にマグニチュード7~8の大地震が起きる可能性は高いとする予測も発表された。時が経過しても、その時に何が起きたのか、そして何を人々は思ったのかを、後世に伝え続けることは大切な防災の1つかもしれない。

垣花正 あなたとハッピー!
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ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!

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