日本でポピュラーなコショウは“オリジナルブレンド”?
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コショウには『ブラックペッパー(黒胡椒)』、『ホワイトペッパー(白胡椒)』、『グリーンペッパー(青胡椒)』、『ピンクペッパー(赤胡椒)』といった種類があります。
コショウの実は最初は緑色をしていて、完全に熟した状態になると赤くなります。
『ブラックペッパー』は、緑色の未熟の実を摘み取って天日干しし、乾燥させたものです。風味や辛みが強いので、下ごしらえや味付けに最適です。特に肉料理によく使われます。
『ホワイトペッパー』は、赤く熟した実を数日間、水に浸して、柔らかくなった外側の皮を剥いたものを天日干ししたものです。『ブラックペッパー』よりも辛みは強くなく、上品な香りが特徴です。白身の魚や鶏肉といった淡泊な素材を使う料理や、色の淡いホワイトソースや、ポタージュなどによく使われます。
日本で一般的に『コショウ』として販売されている粉末状のものは、ブラックペッパーとホワイトペッパーの粉末をブレンドしています。これは日本オリジナルのコショウだそうです。
『グリーンペッパー』は“未熟の実を、軽く茹でてから塩漬けしたもの”と、“未熟の実を特別な機械を使って、低温で短時間に乾燥させたもの”、いわゆる“フリーズドライ”の2つの種類があります。
『グリーンペッパー』は風味が爽やかで、辛みもほとんどないので、調味料としてよりも彩りとして使われることが多いです。
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