報道の功罪〜正しい報道のあり方とは〜
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「須田慎一郎のニュースアウトサイダー」(3月30日放送)は今回が最終回。「月刊Hanada」編集長の花田紀凱、衆議院議員の杉田水脈、ジャーナリストの山口敬之を迎え、「報道の功罪〜正しい報道のあり方とは〜」というテーマでディスカッションした。
私たちが正しく報道を受け取り、正しく読み解くには?
東島)今回は引き続き、公開収録の模様をお伝えします。
ゲストにお迎えしたのは、「月刊Hanada」編集長の花田紀凱さん、衆議院議員の杉田水脈さん、ジャーナリストの山口敬之さんのお三方です。
須田)情報を取捨選択する際に、普通の人が新聞やテレビだけで誤った認識を持たないようにするにはどうすれば良いのか、何か方法があるのでしょうか?
山口)まず、なぜ偏ってしまうのかということですが、1つの答えではないと思うのです。まずは週刊誌の見出しになるようなものの面白さに、本来ジャーナリストであるような人も引っ張られている流れがあるのだと思います。大きなネタを扱いたいという意識は、ジャーナリストは常にありますから。さらにもう一段上にある、報道が歪む理由は恐怖に基づいて、こんなことを書いたら批判されるのではないかという自粛。そしてその上にある、もっと本質的な悪意がある人たち。この人たちは悪意を持って報道を捻じ曲げ、伝えるべきものを伝えないで事実を歪曲し、自分のゴールに持って行こうとする。ピラミッドの上に本当の悪意がある。
そうすると、報道のなかで書かない理由を我々が類推する必要があります。「なぜここを書かないのだろう、なぜこんな記事になっているのだろう」ということをいまの3層に分けて、見出しに引っ張られているだけという読み方をするときと、本当の悪意で日本の文化伝統をおとしめる人たちだという読み方をするときとで、咀嚼ができると思うのですよね。そういう工夫が、ここまでメディアが壊れてジャーナリズムがなくなってしまった以上、情報の1つとして受け止めるしかないのだと思っています。
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須田慎一郎のニュースアウトサイダー
FM93AM1242ニッポン放送 日曜 18:50-19:20