歯ってなぜ生え変わるの? 医師が回答
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ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(5月23日放送)で、「歯の生え変わり」について医師が解説した。
リスナーから寄せられたメール『歯はなぜ生え変わるんですか?』に対して、医師が回答した。
当然のことですが、子供から大人に成長するにつれて頭や顔も大きくなります。乳歯は3歳ぐらいまでには生え揃いますが、あごの骨の成長はまだまだ続きます。歯の大きさは変わりませんので、あごの骨の成長につれて、歯と歯の隙間があいてきます。その乳歯のまま大人になると、歯の隙間が大きすぎて食べ物を噛みにくくなってしまいます。
ところが実際は、あごの成長に合わせて小さい乳歯から大きい永久歯に生え変わり、歯の本数も20本から28本に増えて、歯の隙間が埋まっていきます。あごの大きさと歯の大きさのバランスが良いと、親知らずも含めて合計32本生えてくる人もいます。
永久歯になったらもう生え変わらないので、その1度きりの大事な歯を失わないように髪の毛1本噛んでもわかるような鋭い感覚や、異常があると敏感に痛みを感じる能力を持っています。
歯は一生ものです。ただし、毎日のメンテナンスを怠るとだんだんと弱ってなくなっていってしまいます。歯を失わないようにしっかり丁寧に歯を磨いて、定期的に歯科検診を受けましょう。
草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40
番組情報
素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)