日韓議員連盟が韓国国会議員団と会合も期待はできない
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月31日放送)にジャーナリストで東海大学教授の末延吉正が出演。31日に開催される日韓の国会議員団の会合について、首相官邸周辺を取材した結果を伝えた。
韓国の甘えの構図は変わらない
超党派の日韓議員連盟は日本を訪れた韓国の国会議員団と31日、東京都内で会合を開く。冷え込む日韓関係の改善が狙いだが、建設的な議論が行われる可能性は薄いと見られている。
飯田)議員外交で打開したいという狙いがあるようですが、どうご覧になりますか?
末延)ラジオの仕事があるので、昨日(30日)総理官邸の担当のトップに電話取材をしましたが、いつもの韓国の甘えの構図が変わらないと言っていました。何かにつけて反日で押し通していると日本も困るだろうと、世界に向けて自分たちの論理を主張する。それをやっておけば、最後は日本がいつも水面下で譲ってくれると思っていますが、今回はそういうことはしないということです。思い出してください、天皇陛下に謝罪しろと言ったのは日韓議員連盟の議長、会長だった人です。本来なら日本側も議員団に首相経験者がいたものです。政府同士がぶつかったときには、経済界や議員連盟がうまく裏側で動いて、落としどころを探した。その議員連盟の関係者そのものが、火をつけるような発言をしたのです。だから最初から機能していないのですよ。一方で日本側の議連も、竹下元総理や森元総理がやっていたころに比べると、明らかにパワーがない。これはまったく期待できない。だからホワイト国からの排除は早ければ明日(8月1日)の閣議、遅くても来週の火曜日(8月6日)には間違いなく閣議決定するでしょう。この問題は時間がかかります。
飯田)それに対してWTOの一般理事会や、いろいろなところで発言をしていますけれども、韓国はやりすぎなのではないかという声は海外からも来るようですね。
末延)貿易管理の話ですから、WTOだって二国間で話してくださいと言っている。そもそもアジアでホワイト国と言っても、韓国だけです。EUでは韓国をホワイトにしていない。明らかに第三国経由で軍事転用可能なものが輸出されていることが分かっているのに、協議もしない。今回からはその甘えは許さないということです。
分断されている日本メディアの悪影響
末延)問題は日本のメディア。何かあると悪いのは日本政府だと言うところが出て来ます。それはリベラルサイドのところからです。僕はそういうサイドの出身だから、あまり言いたくないのですが。国家が理性的にきちっと立って行く原則を、相手国が外したときには毅然としてモノを言う。その上での友好で、その上での貿易です。そこをこの際はっきりする。安倍政権ではその点、背筋がピシっとしていて、もう妙な妥協はしない。言うべきことを言って、韓国がきちっとそこに乗って協調的に話をするということになるのであればいいのですが。
飯田)文在寅政権になってから、怪しい不正輸出というものが年間ベースで2倍に伸びていて、この3年間で140件以上にも上っているとのデータが出ています。
末延)これは国連のパネルをやっていた古川さんも具体的に指摘されていました。繰り返しますが、日本のメディアは分断されています。世界には世論工作というものがあって、例えばアメリカの新聞、韓国メディアの主張は、必ずしもその国の人が言っていない場合もあるのです。この辺りは気をつけなければいけない。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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