月刊『現代農業』身体にいい草~冷え性に効くヨモギ、肝臓にはウマブドウ、コレステロール値を下げるクロモジ茶

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、月刊『現代農業』編集長・石川啓道が出演。農家への取材からわかった身体にいい草について語った。

月刊『現代農業』身体にいい草~冷え性に効くヨモギ、肝臓にはウマブドウ、コレステロール値を下げるクロモジ茶

『現代農業 2019年 07月号』編集:農文協(※画像はAmazonより)

黒木)身体にいい草を伺ったのですが、ヨモギの効果も絶大だと。その効果を説明してくださいますか?

石川)はい。ヨモギはお灸に使う百草の草です。

黒木)血行を良くするという意味では。

石川)冷え性にもいいです。火を付けなくても、温灸効果と言いまして体をポカポカ温める効果があります。ヨモギの葉っぱを取って乾燥させ、座布団のカバーにヨモギの葉っぱを入れます。ヨモギ座布団と呼びますが、それを腰に敷いて寝ます。腰から背中にかけて、背骨の部分です。

黒木)ヨモギの上に寝ると。

石川)ヨモギの上に寝ます。頭は香りがよくて安眠できる、枕はオプションです。

黒木)どのように乾燥させるのですか?

石川)すだれのようなものに置いて、「フワッ」と飛ぶようになったら乾燥しています。

黒木)風通しのよい日陰においておけばいいのですね。

石川)そうすると1年中保管できますから、座布団がぺちゃんこになったら補充します。

黒木)まずヨモギを山に取りに行かなければならないですね。

石川)そうです。

黒木)どこに行けばいいですか?

石川)ヨモギは日が当たるような河原や、田んぼのあぜ道などにたくさん生えていますので集められます。これから暑くなりますが、熱中症対策にいいとされている草もあります。ユキノシタと言います。岩場や湿気のあるところで、都内にもよく生えています。まるい葉っぱです。これは長野県の南木曽町でやられている方法ですが、ユキノシタを獲って来て、塩をかけてもむと汁がかなり出るそうです。それを飲めば熱中症対策になると言います。やってみたいなと思います。

黒木)まずユキノシタがどこにあるのでしょうか?

石川)インターネットを見ればどんなものか分かります。当然、記事を読んでいただければ綺麗な写真が出て来ます。

黒木)本当に身体にいいこと、自然と共にというのでしょうか。

石川)そうですね。ウマブドウ、野ブドウとも言って紫色の実がなるのですが、最初の緑から実の色が変わります。農家の方が実を焼酎に漬けて、毎日1杯飲んでいたら、飲み過ぎで悪かった数値が良くなったそうです。同じようにぜんそくで困っていた人が、たんぽぽの花を焼酎漬けにして飲んだら良くなったとかですね。山に行かないとないですが、クロモジという木を煎じてお茶にすると香りがいいです。これを飲んでいたら、コレステロールが適正値になったと言います。

黒木)コレステロールは高い方が多いでしょうから、うれしい情報ではないでしょうか。自然の生薬はすごいですね。

石川)今回やって思いました。ここにも薬草、あそこにも薬草と。

黒木)薬草ツアーなどをやっていただきたいですね、現代農業で。

月刊『現代農業』身体にいい草~冷え性に効くヨモギ、肝臓にはウマブドウ、コレステロール値を下げるクロモジ茶
石川啓道 / 月刊『現代農業』編集長

■1976年、東京生まれ。四国学院大卒。
■1998年、一般社団法人農山漁村文化協会(農文協)に入会。
地域普及部を経て2003年、文化部に所属。
2005年に「現代農業」編集部へ移動し、2017年4月に編集長に就任。

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