フロイトの有名な定説「夢は本能的な欲望の表れ」とは?
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『夢』とは
夢は、眠っているときも脳が働いていることによって見るものです。
睡眠には、体は休んでいても脳は起きている浅い眠りと、体も脳も休んでいる深い眠りの2つがあります。
浅い眠りのことを『レム睡眠』、深い眠りのことを『ノンレム睡眠』と言います。
夢のほとんどは『レム睡眠』のときに見ると言われています。
フロイトの『夢判断』
夢について最初に科学的に解明しようとしたのが、オーストリアの精神科医で心理学者のジークムント・フロイトです。
『夢は本能的な欲望の表れ』?
フロイトは1900年に『夢は本能的な欲望の表れ』という説を発表しています。
そして、夢には『願望がそのままの形で現れる場合』と、『潜在的な願望が形を変えて現れる場合』があるとしています。
『潜在的な願望』とは、夢を見ている本人にもわからないような“抑圧された無意識的な願望”のことです。
潜在的な不安や外からの刺激の場合も
フロイトの心理学でよく取り上げられる代表的な夢に、『猛獣に追われて逃げ回っている夢』というものがあります。
このような夢を見たときは、目が覚めた瞬間に「あ~夢でよかった!」と、誰もがホッとすると思います。
フロイトは、こうした夢は“幼児期に親から受けた圧力が潜在的な不安となって現れるもの”と分析しています。
また、『音』などの外からの刺激も夢に影響を与えるとしています。
夢の途中で何か鳴り出して、「せっかくイイところなのに!」と思ったら、目覚まし時計やスマートフォンのアラーム音だった…という経験、ひょっとしたらあるのではないでしょうか?
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