外見や学歴で相手を決めつける「ハロー効果」
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人は、ある1点だけを見て全体を評価する傾向があります。人を評価するとき、わかりやすい例の1つが『外見』です。
外見がキチッとしていると、「仕事ができる、人間的にも優れている」と評価するのに対して、外見がキチッとしていないと「仕事ができない、生活がだらしない」と評価してしまいます。
『第一印象』もわかりやすい例で、最初の印象ひとつで相手への見方や評価が大きく変わって行きます。
同じように『学歴』もそうです。相手の最終学歴や出身校によって、学力だけでなく「人格」が決めつけられてしまうことがあります。
こうした傾向のことを『ハロー効果』と言います。『ハロー』とは『後光(ごこう)』のことです。『後光』とは、仏様や菩薩様の背中から発せられる神秘的な光のことで、『後光がさす』といったように使われます。
この『ハロー効果』は思考の偏り、『認知バイアス』の1つでもあります。『ハロー効果』はプラスにもマイナスにも働きます。
いわゆる『クチコミ』も、『ハロー効果』によって左右されています。『クチコミ』の評価ひとつで、お店や商品の人気、価値が決めつけられてしまうことが多いです。このように『ハロー効果』は、“決めつける”という心理に大きく影響しています。
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