初代「はやぶさ」の裏話も 大正製薬、宇宙開発を目指してがんばる人々を応援する「リポD SPACE PROJECT」を発足

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2月14日(金)、日本科学未来館にて「『リポD SPACE PROJECT』発足発表が行われ、大正製薬株式会社が宇宙開発を目指す人々を応援する「リポD SPACE PROJECT」を発足することを発表した。

このプロジェクトは、小惑星探査機「はやぶさ2」が今年帰還することをうけ発足したもので、小惑星探査機「はやぶさ2」を描いた応援限定ボトルを同社通信販売サイトで販売を開始するほか、人気漫画「宇宙兄弟」とのコラボ企画を実現させたホームページやTwitterを開設し、リポビタンDを通して「はやぶさ2」プロジェクトを応援をしていくという。

発表会では大正製薬の梅岡久マーケティング本部長が登壇。2005年、2度目の小惑星探査機「はやぶさ」のタッチダウンの日、管制室内にリポビタンDが映し出されていることを見て、私たちの社会ミッションは、頑張っている方を応援していくことだと思った、とプロジェクト発足の背景を述べた。これまでにも宇宙開発プロジェクトチームの方々へリポビタンDの差し入れや、宇宙関連のイベントで集められた応援メッセージを届ける活動を行ってきたという。

また、プラネタリウムで上映予定である映画「HAYABUSA2 ~REBORN」監督の上坂浩光氏も登壇。はやぶさ2のミッションを一緒に応援していきたいと語った。

その後、JAXA 宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロダクトマネージャの津田雄一氏と、はやぶさ初号機の軌道計画などに携わったNEC 社会基盤ビジネスユニット 宇宙システム事業部マネージャ小湊隆氏が登壇。「応援の力」をテーマに「はやぶさ」のミッションでの苦難秘話や「はやぶさ2」帰還までの今後のミッションについて語った。

初号機ハヤブサについては色々な苦労があり、最も辛かったことの一つがハヤブサが行方不明になったことだという。何億キロも先の宇宙空間で行方不明になったハヤブサを探し出すために頼りなるのは電波だけ。そこでプロジェクトチームはわずかな電波の変動を探しだすために、宇宙空間にアンテナを向けて波形をビデオにひたすら撮り溜め、録画したビデオの再生を毎晩行っていたそうだ。最後はチームメンバーの1人が電波の変動を探し当てたのだが、見つかるかどうかわからない状況で同じような作業を繰り返していた苦行を忘れることができないと津田氏は当時を振り返った。

そして津田氏はハヤブサ2の近況について、運用は順調で、小惑星リュウグウを発ち地球に向かって飛行を続けているところだと伝えた。今年の年末にはオーストラリアにある着陸点に到着予定だ。初号機ハヤブサは満身創痍になり本体が燃え尽きて帰還カプセルだけが戻ってきたが、ハヤブサ2はそうはならず、カプセルだけを大気圏に突入させて、本体は太陽系を飛行し続けるという計画だという。

ハヤブサ2は行き先の候補はたくさんあり、色々な所に飛行できる可能性を秘めている。ただし、技術的に科学的に行く価値があるかどうか、予算の関係も含めてよく考えて決断をしていく必要があると津田氏は語った。プロジェクトチームはここまで頑張ってくれているハヤブサ2は更なるプロジェクトに挑戦することができると考えているようだ。

セッション終了後は、はやぶさ2の地球帰還を願う応援メッセージと横断幕の贈呈式が行なわれ、津田氏が受け取った。津田氏は「運用室にはリポDしか入っていない冷蔵庫があります」と笑いつつ、「皆さまの応援の声は本当に嬉しく、プロジェクトを成功させる大きな力になっている」と感謝を述べた。

■リポD SPACE PROJECT:https://brand.taisho.co.jp/lipovitan/lipod/space/

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