女性の生き方とは…いま、SNSで賛否を巻き起こしているドラマ

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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第814回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、Netflixで独占配信中のオリジナルドラマ「Followers」をご紹介します。

女性の生き方とは…いま、SNSで賛否を巻き起こしているドラマ

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

蜷川実花監督が描く、TOKYOに生きる女性のリアル

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、自宅でエンターテインメントを楽しむ人が増えている今日このごろ。そんななか、SNSを中心に世間を賑わせているのが「Followers(フォロワーズ)」。

『Diner ダイナー』や『人間失格 太宰治と3人の女たち』など、独自の世界観を作品に投影する蜷川実花監督の演出により、きらびやかな“TOKYO”でたくましくサバイブする女性たちの夢や希望、葛藤や挫折が生き生きと描かれたNetflixオリジナルドラマです。

女性の生き方とは…いま、SNSで賛否を巻き起こしているドラマ

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

気鋭の写真家として第一線で活躍している奈良リミ。華やかな世界で生きる彼女の周りには、マネージャーのゆる子、実業家のエリコ、人気歌手の敏腕マネージャー・あかねといった頼もしい“女子会”仲間がいる。

仕事もプライベートも充実しているリミだったが、実は「子どもが欲しい」という唯一の夢を叶えられずにいた。一方、女優を夢見て上京したものの、まったく芽が出ない百田なつめは、悶々とした日々を過ごしていた。

ある日、リミは自身が担当したCM撮影で人気女優のスタンドインに起用されたなつめの写真をSNSに投稿。それがきっかけで、なつめに思わぬチャンスが舞い込んで来て…。

女性の生き方とは…いま、SNSで賛否を巻き起こしているドラマ

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

奈良リミ役の中谷美紀、百田なつめ役の池田エライザを中心に、夏木マリ、板谷由夏、コムアイ、中島美嘉、金子ノブアキ、上杉柊平、ゆうたろうと、幅広い豪華キャスト陣が集結。

ジバンシイ(GIVENCHY)やグッチ(GUCCI)、アナ スイ(ANNA SUI)、ミュウミュウ(MIUMIU)をはじめとしたハイブランドのドレスに身を包み、ティファニー(Tiffany&Co.)やタサキ(TASAKI)といった高級ジュエリーを身に着けるキャストの姿は、ゴージャスそのもの。

また沢尻エリカ、渡辺直美、水原希子など豪華なメンバーがカメオ出演し、蜷川実花監督が創り出すラグジュアリーな世界観を盛り上げます。

女性の生き方とは…いま、SNSで賛否を巻き起こしているドラマ

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

“女性の生き方”について、キャラクター各々の価値観が浮き彫りとなっている本作。それだけにSNS上では「すべてのシーンがインスタ映え」「ドラマの世界に憧れる」という賞賛のコメントもあれば、「ダサい」「考え方が古い」など辛辣な意見も…。

確かに、さまざまな世代の女性たちをターゲットにしている作品だけに、価値観の合うキャラクターもいれば、ソリが合わないキャラクターもいるかもしれませんね。

多くの人の“共感を呼ぶ”作品を目指すのではなく、あえて“違和感を喚起する”ような描き方は、ある意味“令和風”?!

これを観れば、お友だちやママ友との“オンライン飲み会”も盛り上がるかも。

女性の生き方とは…いま、SNSで賛否を巻き起こしているドラマ

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

■Netflixオリジナルシリーズ『Followers(フォロワーズ)』

Netflixにて世界190か国独占配信中
監督:蜷川実花
出演:中谷美紀、池田エライザ、夏木マリ、板谷由夏、コムアイ、中島美嘉、浅野忠信、上杉柊平、金子ノブアキ、眞島秀和、笠松将、 ゆうたろう
公式サイト https://www.netflix.com/jp/title/80233221

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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