鳥取駅「鳥取のかに小屋 焼がにあったか弁当」(2480円)~美しい山陰海岸を思い浮かべていただきたい駅弁!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

キハ126系気動車・快速「山陰海岸ジオライナー」、山陰本線・鎧~餘部間(2012年撮影)

週末を中心に山陰本線・豊岡~鳥取間で運行されている快速「山陰海岸ジオライナー」。
平成23(2011)年4月に運行が始まった列車で、早いもので10年目に入りました。
兵庫県の城崎温泉・湯村温泉、鳥取県の岩井温泉をはじめ、北近畿・山陰の温泉地へのアクセスにも重宝する他、途中では絶景の餘部橋梁を渡ります。
現在は6月28日までの運休が決まっていますが、また復活のときを待ちたいものです。

(参考)鳥取県ホームページほか

鳥取砂丘(2009年撮影)

鳥取~兵庫にかけての日本海沿岸は、「山陰海岸ジオパーク」となっています。
餘部橋梁付近の車窓に広がる荒々しい海岸もあれば、鳥取砂丘のような広大な砂浜の海岸が広がるエリアもあって、景観のギャップもとても興味深いもの。
「密」をつくらない観光という意味では、これからは1人旅や少人数の旅がいいでしょうし、通勤だけでなく、観光でも「オフピーク」が求められるのではないかと感じます。

鳥取のかに小屋 焼がにあったか弁当

鳥取のかに小屋 焼がにあったか弁当

さて、山陰の海を思い浮かべながら黄色い紐を引き抜いたのは、通信販売で買い求めた鳥取駅弁「アベ鳥取堂」がつくる、「鳥取のかに小屋 焼がにあったか弁当」(2480円)。
紐を引き抜いて、蒸気で温める加熱式駅弁です。
東京駅「祭」などにもよく置かれていますので、きっとおなじみの方もいるハズ。
登場以来、“かき小屋”ならぬ、「かに小屋」というネーミングが食欲をそそりますね。

鳥取のかに小屋 焼がにあったか弁当

【おしながき】
・茶飯
・焼きかに棒身
・焼きかに爪
・かにほぐし身
・かに味噌
・胡瓜醤油漬け

鳥取のかに小屋 焼がにあったか弁当

鳥取のかに小屋 焼がにあったか弁当

ふたを外すと、白い湯気と、本場のかにのいい香り!
スリーブ式の包装にも書かれている通り、焦げ目が付いて香ばしく焼きあがったズワイガニの足が3本、さらにベニズワイガニの爪が2本、かに味噌も入っています。
ほぐし身が敷き詰められたかにご飯との相性もよく、もう箸が止まりません!
カニの食事って、みんな“無言”になるので、「新しい生活様式」にもピッタリですよね!?

キハ47形気動車・普通列車、山陰本線・鳥取駅(2015年撮影)

今年(2020年)で135年を迎える「駅弁」は、改めて「時代」に合わせやすい食べ物だとも思います。
1世紀以上前から培われた安全性の高い「テイクアウト」ですし、しかも「1人前」が基本。
加えて、加熱式ならいつでもホカホカ、通信販売なら移動自粛期間中もお家でOKです。
でも、昔からの車両に揺られてのんびりいただけば、一気に国鉄時代にタイムスリップ!
お家でも、お出かけ先でも、いつでもそばに置いておきたい「駅弁」です。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


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