糖質制限って健康にはあまりよくないの?
公開: 更新:
「糖質制限」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(7月14日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『夏を前に、ダイエットに取り組んでいます。手っ取り早く痩せるには糖質制限がいいと聞きましたが、簡単に痩せるというのは身体に負担がかかるような気もします。糖質制限って、健康にあまりよくないのですか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「これはとても難しい問題です。厚生労働省が発表する、日本人の食事摂取基準によれば、総カロリーに占める3大栄養素の割合は、『炭水化物が50%~65%、タンパク質が13%~20%、脂質が20%~30%』です。
日本人の平均的な食事をとっていれば、ほとんどの場合はこの範囲内におさまると言われています。これに対して、ご飯やパン、麺類などの炭水化物を抑えた食事を推奨するのが、いわゆる糖質制限です。
糖質制限をして、炭水化物の摂取量が少なくなると、どうしても脂質やタンパク質の摂取量が増えてしまいます。
糖質制限が危険という意見のなかには、タンパク質や脂質をとりすぎることによる動脈硬化などのリスクを心配する声もあるようです」
協力:医療ライター・横井かずえ
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!