和歌山駅「熊野牛弁当」(500円)~魚の職人さんが手掛ける、紀州の希少な肉駅弁!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

287系電車・特急「くろしお」、紀勢本線・紀三井寺~黒江間

夕暮れの和歌山市郊外を、287系電車の特急「くろしお17号」が駆け抜けて行きます。
この時間の「くろしお」は、本州最南端をぐるりと回って、新宮までの直通列車。
新大阪を15:15に発車、天王寺・日根野・和歌山・海南・御坊・紀伊田辺・白浜・周参見(すさみ)・串本・古座・太地・紀伊勝浦の順に停車し、終着・新宮には19:26に着きます。
新大阪~新宮間・約276km、所要時間4時間11分の少しのどかな特急旅です。

熊野牛弁当

海に面した和歌山は、駅弁も魚介系のお世話になることが多いもの。
そのなかにあって、和歌山駅弁「和歌山水了軒」が製造する「熊野牛弁当」(500円)は、藩政時代からの和牛にルーツを持つご当地牛「熊野牛」を使った肉駅弁です。
和歌山駅の「熊野牛弁当」は、さまざまな形でリニューアルが行われており、現在は阪和道・紀ノ川SA売店での電子レンジ温めにも対応した丼タイプの容器となっています。

(参考)畜産協会わかやまホームページ

熊野牛弁当

【おしながき】
・ご飯
・熊野牛の牛肉煮 玉ねぎ
・紅生姜
・胡瓜漬け

熊野牛弁当

黒い掛け紙を外すと、汎用性のある容器のなかから、牛丼風のご飯が顔を出しました。
さっそくいただくと、きめ細やかでやわらかい肉質でありながら、あっさりとした味わい!
寿し駅弁を十八番とする「和歌山水了軒」の魚に精通した職人さんのこだわりで、熊野牛を湯がいて醤油で味をつけるだけで、素材の味を活かした味わいに仕上げているそう。
リーズナブルな価格も相まって、最近の売れ筋になっていると言います。

283系電車・特急「くろしお」、紀勢本線・南部~岩代間

梅の最高級ブランドとして知られる「南高梅」の産地・南部のまちをバックに、283系電車の特急「くろしお」が新大阪を目指します。
3号車には、紀州の海を存分に眺められる、大きな窓の展望ラウンジがあるのも特徴。
なお、283系電車には座席を向かい合わせにしても使えるテーブルが装備されていますが、座席を向かい合わせにするのは、コロナ禍が収束するまでの間、しばしの辛抱です。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


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