「睡眠時の姿勢」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(9月7日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『夜寝るとき、小学生の子どもと一緒の布団で休んでいます。ふと気になったのですが、人間は仰向け、うつ伏せ、横向き、どの姿勢で寝るのがいちばんいいでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「仰向け、うつ伏せ、横向きの姿勢には、それぞれメリット・デメリットがあります。
仰向けのメリットは、全身を大きく伸ばせるために血液がめぐりやすいこと、また寝具から体が受ける圧力が分散されるため、体への負担が小さくなることなどが挙げられます。
一方、仰向けのデメリットは、顔を上げて寝ることで空気の通り道である気道が狭くなり、いびきをかきやすくなることです。寝ているときに短時間呼吸が止まってしまう『睡眠時無呼吸症候群』につながるリスクも、仰向けでは考えられるため注意が必要です。
横向きのメリットは、仰向けに比べて気道が狭くなりにくいです。それから、いびきをかきにくいという点が挙げられます。デメリットは、片側だけに体重がかかるため、体の歪みを引き起こしてしまうことです。
最後にうつ伏せは、乳幼児には突然死との関連が考えられるため、厳禁です。息をするために首をひねって、顔を左右どちらかに向けなければならず、歯並びへの影響なども心配されます」
協力:医療ライター・横井かずえ
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
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