ルームランナーは、外で走るのとどう違う? 医師が回答
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「ルームランナーのメリット・デメリット」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(9月30日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『外をランニングする事と、室内でルームランナーを使って走る事は同じでしょうか。効果の違いはありますか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「これは、走る目的、そして効果に違いがあります。
ルームランナーは、外のランニングのときにありがちなオーバーペース、体への負荷が大きくなることを防ぐ事ができます。室内ですから、気象条件による熱中症や低体温症などの心配も少なく、ランニング中の体調管理もしやすいと考えられます。
しかし、回転しているゴムベルトの上を走るルームランナーは地面への反発を利用して体を前に進める必要がなく、体の後ろ側の筋肉を使わなくても楽に走れてしまうんです。つまり、本来走る上で重要な筋肉が鍛えられないというデメリットがあります。
また、ルームランナーで走るときは、ストライドが広くなる傾向にあると言われているため、膝や腰に負担がかかりがちなことも注意が必要です」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
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